2023.10.28
最終更新日:2024.03.08

テックなニューバランス、ゴアテックスのヴァンズ、ゴルフに使える黒オルフィック【東京スニーカー氏が選ぶ「買うべき大人スニーカー」3選】

UOMOプリント版の連載『教えて! 東京スニーカー氏』でもおなじみの小澤匡行さんが、数多の中から極私的なおすすめモデルを厳選。

テックなニューバランス、ゴアテックスのヴの画像_1

01:New Balance|1906R CG

ニューバランス_1906R CG_グリーン×シルバー_01
ニューバランス_1906R CG_グリーン×シルバー_ヒール
スニーカー¥19,800/ニューバランス(ニューバランスジャパンお客様相談室)

テックなデザイン&配色が今の時代にフィット

「1906 Rは去年復刻された品番で、オリジナルは2009年に発売されています。10月に今の時代のムードに合った、粗いメッシュアッパーのネオンカラーが新色で登場しました。試着してみたら上下黒の服装だったこともあってか、意外にも大人っぽく見えて。ネオンカラーや近未来的なモノは、“若さ”を取り入れるためのポイントになりがちですが、この1906R CGはそんなことにもならず。僕たちの感覚が変わったのか、デザインが進化したのか? 冬場のニットに合わせたりするのは、オールブラックよりもこんなネオンカラーのほうがよさそうな気がします」(小澤)


ニューバランスの創業年を冠した「1906」は、2000年代のランニングシューズを象徴するモデル。その名作を再構築した「1906R」の新色がこのグリーン×シルバー。メッシュアッパーにシンセティックレザーのオーバーレイで、テックな印象が際立つ。コーディネートをテッキーに仕上げたいとき大活躍。


02:VANS|Half Cab GORE-TEX MTE-3

ヴァンズ_ハーフキャブ ゴアテックス MTE-3
ヴァンズ_ハーフキャブ ゴアテックス MTE-3_ MADE FOR THE ELEMENTS
スニーカー¥20,350※11月発売予定/ヴァンズ(VANS JAPANカスタマーサポート)

ハイスペックラインMTEのハーフキャプ

「ティンバーランドの人気再燃でもわかるように、90’sっぽいトレッキングブーツが流行しています。このハーフキャブ ゴアテックス MTE-3もそんなムードを感じる一足。MTE =MADE FOR THE ELEMENTSは、一言でいうならアウトドア仕様のヴァンズです。アメリカではすでに人気を博していて、日本でもこれから脚光を浴びそうな気がします。あまり知らなかったゾーンですが、ハーフキャブがブーツっぽくなるのは、アイデアとしては面白いですよね。実際に履いてみると重めで、ディテールもワークブーツ風で、どこか90’sの空気感があります」(小澤)


MADE FOR THE ELEMENTS (MTE)は、さまざまな環境変化に対応できるハイスペックな機能を搭載したシリーズ。ヴァンズ定番のハーフキャブを透湿防水素材のGORE-TEX、保温性の高いPRIMALOFTインサレーション、防滑性に優れたALL-TRACアウトソールで、冬のアウトドアにも対応する一足に。


03:ORPHIC|TR01

オルフィック_ワラビータイプのシューズ_ゴルフ兼用
オルフィック_ゴルフ兼用ワラビーシューズ_ヴィブラムソール
スニーカー¥31,900/オルフィック(アルファ PR)

ゴルフも兼用できる大人のライフスタイルシューズ

「UOMO世代の間でゴルフが流行っていますが、オルフィックからゴルフでも履けるワラビータイプのシューズが出ました。ヴィブラムソールは薄めながら、しっかり芝をとらえるパターン。インソールにはランニング用の低反発クッションソールが入っているので履き心地もいい。アッパーの革もしっかりとしていて、オーセンティックなデザインだから仕事に行くときも履いていけます。この靴で出勤して、そのまま帰りに打ちっぱなしに行けるという。今の大人のライフスタイルに合うシューズという点でかなり注目です」(小澤)


チロリアンスタイルのアッパーに、ハイクからゴルフのグリーンまでOKなハイテクソールを採用した新作。写真のストッパー付きレースのほか、クラシカルなレースも付属し、使い分けることもできる。マルチタスクなハイブリッドシューズとして要チェック。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。


アルファ PR TEL:03-5413-3546
VANS JAPANカスタマーサポート TEL:0120-994-250
ニューバランスジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-7120

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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