2023.09.16
最終更新日:2024.03.08

【買うべき大人スニーカー3選】好配色なアシックス、Y2Kなアディダス「キャンパス」にも注目【東京スニーカー氏厳選】

UOMOプリント版の連載『教えて! 東京スニーカー氏』でもおなじみの小澤匡行さんが、数多の中から極私的なおすすめモデルを厳選。

【買うべき大人スニーカー3選】好配色なアの画像_1

01:ASICS|GEL-QUANTUM KINETIC

アシックス_ゲルクォンタム キネティック_メッシュアッパー
アシックス_ゲルクォンタム キネティック_ダークセピア/シャムロックグリーン
スニーカー¥33,000/アシックス(アシックスジャパン お客様相談室)

エキゾチックな配色もこなすハイデザイン

「パリを筆頭に、海外でも大人気のアシックス。目の大きなメッシュがアイコニックで、みんなこのスポーツ感が欲しいんだと思います。中でもこのゲルクォンタムは、パリのユースカルチャーと、ブラックカルチャーの両方から脚光を浴びているモデル。SNSを見ていると、思っている以上に海外での評価が高いことがわかります。このゲルクォンタム キネティックは8月末に発売された新作。ダークセピア/シャムロックグリーンのエキゾチックな配色も可能にしてしまう特異性のあるデザイン。勢いを感じます」(小澤)


メゾンブランドもオマージュする、メッシュアッパーに人工皮革の補強を重ねたデザインが先鋭的。ゲルクォンタム キネティックは、アシックスを代表するランニングシューズのシリーズからヒントを得た新型だ。ソールには最新の「Scutoid GEL(スクートイド ゲル)」テクノロジーを採用。


02:Hender Scheme|polar mule

エンダースキーマ_ミュール_スニーカー
エンダースキーマ_ミュール_スエード-メッシュアッパー
スニーカー¥59,400/エンダースキーマ(スキマ 恵比寿)

ウィットに富んだ本格的スニーカー

「春夏に気になっていたエンダースキーマのミュールが、アップデートされて秋冬にも発売されます。前作はアッパーが表革で甲部分に穴飾りがあったんですが、今季はスエードとメッシュでスポーティな印象。スニーカーを革靴風にアレンジすることが多いエンダースキーマですが、最近はこのヴィブラムソールの使い方でもわかるように、しっかりとスニーカーをつくっています。ファッション性の高いシューズブランドのスニーカーならではの、キャリー(継続)のように見えて実は進化している、そんな点にも惹かれます」(小澤)


エンダースキーマらしく名品をサンプリングしたようなデザインが目を引く、スエード×メッシュアッパーの軽快なミュール。甲のスリット、ウィングチップのカッティングなどレザーシューズのディテールにも心が躍る。自然な足運びを導くRGS(ローリングゲイトシステム)のヴィブラムソール #186を採用。


03:adidas Originals|CAMPUS SUPREME

アディダス オリジナルス_キャンパス シュプリーム_ウィートカラー
アディダス オリジナルス_キャンパス シュプリーム_限定のウィートカラー
スニーカー¥16,500/アディダス オリジナルス(アトモス)

2000年代の原宿スタイルを象徴する一足

「キャンパス シュプリームに、アトモス系列店とアディダス直営店のみで展開される限定のウィートカラーが発売され、紹介せずにはいられない僕です。個人的には藤原ヒロシさんがメンズノンノの連載“ア・リトル・ノーレッジ”で履いていた印象が強く、往年の原宿カルチャーを感じる色。2000年代にはティンバーランドの6インチブーツが流行ったこともあって、ウィートカラーのスニーカーがたくさんありました。みんなそれをブーツっぽい感覚で履いていた。今取り入れればY2Kな気分が出せます。大人らしく品のあるカジュアルに、秋っぽさを添える感じでどうぞ(小澤)


アディダスの名作、キャンパスの派生モデル。今作は2000年代に人気を博したスケートボーディングスタイルのスニーカーの復刻版。ウィートカラーのスエードアッパーと呼応する、ガムアウトソールの組み合わせが今っぽい。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


アシックスジャパン お客様相談室 TEL:0120-068-806
アトモス https://www.atmos-tokyo.com/
スキマ 恵比寿 TEL:03-5829-3501

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

RECOMMENDED