今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はブレイク中のオンから新作ランニングシューズを、プーマ75周年記念モデルからはオールホワイトのレザースニーカーをピックアップ。さらに、スペルガのプレミアムライン「スペルガ アーティファクト」のデッキシューズも紹介する。
01:On|Cloudsurfer
オンらしい顔ながらファッション感度高め
「まわりでオンを履いている人が急激に増えています。NYあたりでもスーツにニューバランスというテンションだった人たちが、ジャケパンにオンを合わせるようになったそうです。最新のクラウドサーファーは、オンの創設期のモデルに最新のテクノロジーを搭載した新型だそう。足入れしたら想像以上によくて、ちょっとモード感のある服装に合わせるとクールに見えることが自分にとって大きな発見でした。今まではオンの中でもスニーカーのトレンドに沿った厚底モデルが気分でしたが、クラウドサーファーのようなオンを象徴するモデルを、人に勧めたくなりました」(小澤)
クラウドサーファーは2010年にオン初のランニングシューズとして登場。「雲の上の走り」が体感できるシューズとして人気を博した。今回その履き心地を進化させるため、最先端のテクノロジー「CloudTec Phase®(クラウドテックフェーズ)」を搭載。ドミノ倒しのように次々と崩れて連動することで、画期的なローリング動作が可能になった。
02:PUMA|ギレルモ ビラス スペシャルエディション PRM
大人っぽく履けるホワイトのGVスペシャル
「プーマ75周年の一環で発売されたオールホワイトのレザースニーカーです。テニスシューズのGVスペシャルがベース。GVは1970年代のテニス界のスター、ギレルモ・ビラスの略称です。これを見たときに、90年代後期のヒップホップ系ダンサーやラッパーが履いていたのを思い出しました。当時すでにプーマ スウェードやクライドがビースティ・ボーイズの影響でストリートに定着していたので、ハズしとしてGVスペシャルを履くって、センスがいいなと。僕もポロ ラルフ ローレンのスウェット上下なんかをGVに合わせていましたが、このオールホワイトを今また、大人っぽく履きたいと思います」(小澤)
プーマ75周年を記念して、プーマを代表するコートシューズを、タンやヒールのロゴまでオールホワイトにして、大人のスニーカーに仕上げた。ヒールにはプーマキャットと75のマーク、インソールにも大きく75の数字があしらわれスペシャル感を盛り上げる。
03:SUPERGA ARTIFACT|2430 SKTR CHINO
旬の曖昧トーンに合うブラウンスニーカー
「UOMO読者にも人気の、曖昧なペールトーンの服に合せやすいシューズって何? と考えたとき、ブラウンのスニーカーが浮かびました。例えばベージュやピスタチオのような服に白や黒の靴だと、スパッと分断される感じがある。けど、ブラウンならちょうどよくまとまります。そんな折、スペルガからこのキャンバスデッキシューズが出ていることを知り、今回紹介しました。ブラウンの色みはもちろん、プレミアムライン“スペルガ アーティファクト”のものということで、革靴っぽいラストも個人的に高評価です」(小澤)
“スペルガ アーティファクト”は、日本人デザイナー菅谷鉄兵とのコラボレーションによって生まれた。100年以上の歴史を持つスペルガの靴づくりのオマージュに由来し、「Mil Spec」、「Works」、「Deck」の3つのカテゴリーで構成される。このデッキスニーカーは、90年代のスケーターのチノパンにインスパイアされたモデル。よってアッパーは、コットン×ポリエステルのチノ素材になっている。
「大人の春スニーカー」のおすすめはコレ!
カメイ・プロアクトTel:03-6450-1515
プーマ お客様サービス TEL:0120-125-150
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda