今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回は冬にうれしいアグのブーツスニーカー、90年代のナイキ・デザインを象徴するバッシュの復刻モデル、配色がモダンなコンバース スケートボーディングの新作を紹介しよう。
01:UGG®️|CA805 V2 ULTRA MINI
冬にマストなボア付きブーツスニーカー
「冬になるとアグのブーツのあたたかさが恋しくなります。アッパーはシープスキンブーツで、ソールユニットはハイテクというハイブリッドなシューズがあったらいいのに…と思ってネットを見ていたら、本家のアグから出ていました! ヌバックアッパーにボアライニングであたたかく、アグのスニーカーに使われているハイテクソールを合体させているから、1日中履いても疲れないという完璧さ。ブーツのレングスが短くてバランスもいいし、今の服にも合わせやすいモダンな一足に仕上がっています」(小澤)
アグのハイテクスニーカーCA805を、射出成型ミッドソールでより軽量かつ反発性も抜群にアップデートしたCA805 V2シリーズ。ヌバックアッパーに17mmの UGGplush™(アグプラッシュ/アップサイクルウール 80%&ユーカリ原料の再生繊維テンセル™リヨセル 20%)のライニングをつけたブーツスニーカーは、寒さ厳しい冬の足元をあたたかく快適に。
02:NIKE SPORTSWEAR|AIR PENNY Ⅱ
90年代を象徴するバッシュを新色で復刻
「90年代にNBAで活躍したアンファニー・ハーダウェイのシグニチャーモデルです。昨年末、ステューシーがコラボしたことでも脚光を浴びていますが、個人的にこの配色と、1996年に発売されたモデルらしい流線形のフォルムが好きです。エア マックス 95に象徴されるように、横から見ると層になっているデザインには90年代特有のイメージが。黒・グリーン・白の配色も、90年代のACGやテラを彷彿とさせてカッコいいんですよね。『若いな』と思いつつ最近ハイカットのバッシュを履くようになったので、上下ネイビーの服装に合せたいと思います」(小澤)
“ペニー”の愛称で知られるアンファニー・ハーダウェイのシグニチャーモデル第2弾として、1996年に発売されたエア ペニー 2。その復刻モデルが、オリジナルにはない新色で登場。ヒール、シュータン、アウトソールに背番号「1」をあしらったシグネチャーロゴが。
03:CONVERSE SKATEBOARDING|PRORIDE SK GD OX
ヴィンテージっぽい形と配色にひと目惚れ
「スケボーをやるわけじゃないんですが、ローテクなデザインでも履きやすいモデルが多いので、スケートシューズはチェックしています。コンバース スケートボーディングのプロライドも然り。トウスプリング(つま先の床面からの立ち上がり距離)の低いヴィンテージっぽいラスト(木型)ながら、最新の技術を投入して履き心地よくアップデートしています。僕好みのネイビー×ブラックをラインナップしているのも心惹かれるポイント。オールブラックよりも、トーンを少しずらしたネイビー×ブラックのほうが落ち着いて見えて、実は応用しやすいと思っています」(小澤)
コンバース スケートボーディングは、「シェブロン&スター」のアイコンをあしらったアーカイブのバッシュを、スケート仕様にアップデートしたライン。プロライドSK GD OXは、エッジドアウトソール、トリック プロテクターなど基本的なスペックを搭載した“スタンダードシリーズ”の 2023年春夏の新作。アッパーに一周巻かれたスエードが、耐久性を向上すると同時にデザインのアクセントにも。
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda