2022.06.09
最終更新日:2024.03.07

推せる黒スニーカーは「ザ・ノースフェイス」コラボじゃないほう! 【東京スニーカー氏が選ぶ、大人が買うべき3選】

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はエンダースキーマのハイブリッドな最新シューズや、完売続きのアダム エ ロペ×コンバースコラボの新作=エッジのきいたパイソンスリッポン、サンダルだけでなくスニーカーも人気上昇中のキーンを紹介!

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01:Hender Scheme|Polar

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スニーカー¥63,800/エンダースキーマ(スキマ 恵比寿)

熟練の職人が手仕事でつくるフルレザースニーカー

「このところレザースニーカーが気になっていたので、エンダースキーマの新作はツボです! ウィングチップをスニーカーとして見せるデザインが秀逸です。メダリオンやパーフォレーション、切り替えと素材のレイヤー…これを思いつくところもさすがなんですが、レザーシューズのようでいてフィットは完全にスニーカーというところに面白さを感じました。しかも履き心地がいい。ザ・ノース・フェイスとのコラボが話題を集めていますが、大人向けスニーカーとしてはこちらに軍配をあげたい」(小澤)


カーフやキップ、ステアとさまざまなカウレザー、ゴートレザー、オイルレザーなど多種のレザーをアッパーに採用。パーツごとに風合いがことなり、オールブラックながら奥行のある表情に。クッション性の高い低反発素材のインソール、踵まわりにはパッドをあしらい履き心地よく仕上げている。


02:CONVERSE for ADAM ET ROPÉ|EXCLUSIVE Python ALL STAR US SLIP-ON

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スニーカー¥10,780/コンバース フォーアダム エ ロペ(ジュンカスタマーセンター)

大人パイソン柄のスリッポンが新作コラボで登場

「MADE IN JAPANやアディクトだけでなく、コンバースが手がけるU.S.オリジネーターシリーズもヴィンテージ感があっていいんです。今回のアダム エ ロペのコラボは、艶のあるトウキャップでわかるようにU.S.オリジネイターがベース。ファッション目線でつくっているので、パイソン柄もぎらぎら感がなく、どこか上品です。若者向けと思われがちなパイソン柄は、大人が履いてこそいい塩梅になると僕は思っています」(小澤)


オリジナルのパイソン柄をプリントしたコットンキャンバスアッパー、ブラックが際立つフォクシングテープなど独自のアレンジが冴える。シンプルになりがちな夏のファッションをエッジィにスライドし、モード感や今っぽさを添えてくれる。毎年完売を繰り返す、人気コラボというのも納得。



03:KEEN|WASATCH CREST VENT

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スニーカー¥14,300/キーン(キーン・ジャパン)

斜めのシューレースや配色に90年代ムードが

「ユニークという編み上げのサンダルが有名なキーン。最近はスニーカーも数多く手がけ、売れ行きも好調だそうです。そんなキーンのラインナップを見ていたら、個人的に響くモデルがありました。“ワサッチ クレスト ベント”はローカットのハイキングシューズですが、僕が昔好きだった90年代のハイテクスニーカーやスケーターシューズのようなフォルムと配色。いい具合にいなたくて、チャコール×赤という配色もかわいくないですか? キーンで選ぶなら、ワントーンよりもこのくらいの空気感が気分です」(小澤)


2007年に発売したトレイルシューズを復刻。通気性に優れたメッシュアッパーに左右非対称のシューレースデザインが、足を締め付けることなくベストなフィット感を実現。トウプロテクション、シューズ側部のTPUのオーバーレイが耐久性を高めると同時に、デザインのアクセントとしても機能している。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


キーン・ジャパン TEL:03-6416-4808
ジュンカスタマーセンター TEL:0120-298-133
スキマ 恵比寿 TEL:03-6447-7448

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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