2024.05.24
最終更新日:2024.05.24

久々の大物コラボ「ナイキ×ボーディ」【大人がこのスニーカーを買う理由|小澤匡行】

NIKE BODE|ASTROGRABBER SP

スニーカー¥21,230/ナイキ×ボーディ(NIKE カスタマーサービス)
スニーカー¥21,230/ナイキ×ボーディ(NIKE カスタマーサービス)

70年代のトレーナーというチョイスが秀逸

「ナイキから久々の大物コラボが登場しました。ボーディはアンティークのテキスタイルを使った、クラフト感のあるデザインが得意なN.Y.のメンズブランドです。アストログラバーという1970年代のトレーナーをベースモデルに選んでいるのが、ブランドの世界観に合っていてすごくいいなと思いました。デザイナーとのコラボは、ピックアップするモデルに提案があることが大事な気がします。

女子の間では70年代のトレーニングシューズがトレンドということもあり、エア フォース 1やダンクのようにみんなの定番ではありませんが、男子も今だからこそトライできるチョイスではないかと。巷ではブランドビジュアルになったブラックレザーのBlack and Coconut Milkが話題を集めています。僕個人としては、アストログラバーと同時期に発売されたMVPというメッシュアッパーのモデルを持っていたという懐かしさもあり、Light Cream and Blackのほうが気になります。

ナイキ_ボーディ_スニーカー_アストログラバー_コットンをメッシュ状に編む

アストログラバーは70年代に普及し始めたAstroTurf(アストロターフ)という人工芝用のトレーニングシューズとして開発されました。当時のカリフォルニア大学のアメリカンフットボールのコーチがビル・バウワーマンにワッフルソールのトレーナーをつくってほしいと依頼したことで生まれたというエピソードもあります。コットンをメッシュ状に編むというのがいかにも70年代のスニーカーという感じがして好きなんですよね。そんなオリジナルのムードを履きこなせたらいいなと思っています」(小澤)

ナイキ_ボーディ_スニーカー_アストログラバー_ワッフルソール

アストログラバーはナイキ ワッフル トレーナーに続いて、1974年に発売されたアメフト用シューズ。ナイキ初のターフシューズのひとつとして、人口芝に対応するために開発された革新的なワッフルソールを搭載する。その後、復刻されることがなかったモデルだけに今回のコラボの注目度は高い。今回のコラボレーションでは2タイプが展開され、それぞれBodeのシューレースチャームが付属し、スペシャルパッケージも用意されている。

5月24日(金)から5月26日(日)に原宿で開催される「Bode Rec. Nike Clubhouse」で先行販売(入場は応募抽選制)され、5月27日(月)からはアプリ「SNKRS」およびドーバー ストリート マーケット ギンザでも販売される。

NIKE カスタマーサービス TEL:0120-6453-77

小澤匡行プロフィール画像
エディター
小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。

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