ARC’TERYX|KRAGG
![スニーカー¥27,500/アークテリクス(アークテリクス カスタマーサポートセンター)](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/d5/d5eb9117-61e3-4b65-8f84-57d695714859-1758x1800.jpg)
プロテクションを備えたリカバリーシューズの新機軸
「一見シンプルでも実はめちゃくちゃデザインされているのがアークテリクスのプロダクトの特徴です。それはウェアだと顕著ですが、シューズも然りです。アウトドアアクティビティを快適にするために必要なものをいろいろ取り入れているのでしょうが、それをミニマルにまとめているのはさすがです。クライミング用に作られたこのアプローチシューズは、街で履くのにもよさそうだと思って今回ピックアップしました。
クラッグは踵を踏んでスライドとしても履けるようにデザインされたスリッポンです。このタイプのデザインは履き心地のいいものを探すと少なかったりするのですが、これは踵部分に伸縮性のあるネオプレンを使用していてフィット感も抜群にいい。アッパーに僕の好きなスペーサーメッシュが使われているのも好印象です。
![「アークテリクス」発、話題のリカバリーシの画像_2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/0f/0fef7c76-cb52-478b-97ff-ca30cd48b5d7-1758x1800.jpg)
アウトソールはリサイクル素材を使用したヴィブラムのエコステップ。ソールの付き方もすっきりときれいで、しかもグリップ力が最大に発揮されるように設計されています。ヒール部分のネオプレンのあしらいもいい感じだから、踵は踏まずにスリッポンとして履きたいです」(小澤)
![「アークテリクス」発、話題のリカバリーシの画像_3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/f8/f8c124ad-fa9b-44c9-af39-b705bb6aa2f3-1758x1800.jpg)
アークテリクスは2021年6月、ポートランドにフットウェア専門のデザインセンターを設立し、幅広いフィールドでの使用を想定したシューズの開発をスタート。「TRAVEL FAST & TRAVEL FAR」というコンセプトのもと、開発されたのがこのクラッグだ。
クラッグはプロテクションに優れ、リカバリーシューズとしての機能も兼ね備えている。クライミング時の岩場までの短いアプローチと、リカバリー時はクライミングシューズから簡単に履き替えられるよう踵が踏めるデザインに。ヒールのループにカラビナを付ければ、バックパックに装着して持ち運ぶことも。
アークテリクス カスタマーサポートセンター https://arcteryx.jp
![小澤匡行プロフィール画像](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/ff/ff2a845a-7f19-4835-9c90-186754a218c5-1280x1280.jpg)
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。