Maison Margiela|“REPLICA”
ネイビーコーデにマッチする茄子紺色が登場
「気になるモデルがあってメゾン マルジェラのプレスルームにうかがったときにこの新色を紹介いただき、とてもいい色だなと思いました。メゾン マルジェラの象徴的な『レプリカ』スニーカーは僕も2足愛用しています。何がいいって、多分シューレースの太さなんだと思います。
いわゆるジャーマントレーナースタイルのスニーカーはさまざまなブランドが出していますが、華奢に見せようとしているからかシューレースを細くしがちです。その点、この『レプリカ』は9mmとやや太めのシューレースを使っていて、そこがハイエンドでもあり、少しストリートっぽく見える理由なのではないかと気に入っています。
”Aubergine(オーバジーン)”と名付けられたカラーはネイビーとパープルの中間的な色。Aubergineは茄子を表す言葉だから、いわゆる茄子紺ということになるでしょうか。僕は普段、ネイビーの服をよく着ていますが、足元にネイビーのスニーカーを合わせるのはセンスがいるし、難しいと感じていました。この赤みのあるネイビーなら、トーン・オン・トーンのバランスも取りやすい。本気でもう一色欲しくなりました」(小澤)
70年代のオーストリアで見出されたメンズのトレーニングシューズに着想を得て、1999年春夏「アーティザナル」コレクションでローンチした「レプリカ」。毎シーズンのインスピレーションによって再解釈され、ディテールをアップデートしながら時代とともに進化し続けてきた。オーバジーンは2024年秋冬の「アヴァン・プルミエール」コレクションの新色だ。
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エディター
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。