2024.11.22
最終更新日:2024.11.22

「カンペール」が手掛けるトレランシューズ「ノーマル」がすごい【大人がこのスニーカーを買う理由|小澤匡行】

NNormal|Tomir1.0

スニーカー¥27,500/ノーマル(カンペールジャパン)
スニーカー¥27,500/ノーマル(カンペールジャパン)

街でも快適に履けるイチ推しトレランシューズ

「ノーマルはカンペールが手がけるブランドです。オンやホカ、アルトラなど新興アウトドアブランドのトレランシューズが増えている中で、このトミール1.0が気になって買ってみたんです。実際に履いてみてノーマルの魅力がわかりました。トレランシューズって履き心地的にはちょっとカタいけどカッコいいからと、みんなそこを許容して街で履いているところがあると思うのですが、ノーマルはそれがないんです。

履き心地にやわらかさもありながら、アッパーの素材の使い方にはテクニカルな要素もあって、トレランシューズの機能と見た目をキープしつつ普段履きがとてもしやすくて。何よりもこの配色が気に入っています。トミールはすでに進化版のトミール2.0が発売されています。でも2.0にはこれと同じホワイト×グレー×プラム系の配色がないので、今のところ1.0のこのカラーリング一択です。

スニーカー¥27,500/ノーマル(カンペールジャパン)

もうひとつのノーマルのシューズのポイントはサイドのステッチ。このステッチがあることで少しローテクに見えるのもタウンユースしやすい理由だと思います。このサイドマッケイ風のディテールは耐久性を高めると同時に、ソールとアッパーの分離をしやすくするなど、リサイクルや環境のことを意識したものだそうです。履いてみるといろいろ学びのあるシューズです」(小澤)

スニーカー¥27,500/ノーマル(カンペールジャパン)

世界的に活躍する山岳アスリートのキリアン・ジョルネとカンペールのパートナーシップによって誕生したノーマル。カンペールの本拠地、スペインのマヨルカ島でデザインされ、キリアンがトレーニングするノルウェーのフィヨルドでテストしてプロダクトを展開。ブランドの名はその2つの地名(Nor-way + Mal-lorca)に由来し、新たな道を模索する(No-Normal)という意味がこめられている。2022年にデビューし、2023年に日本でも発売に。トミールは革新的な技術とデザイン性を落としこんだフラッグシップシューズだ。

カンペールジャパン
TEL: 03-5412-1844

小澤匡行プロフィール画像
エディター
小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。

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