隈のワークスタイルに着想を得た二重構造のアッパー
ASICS(アシックス)と、東京の「新国立競技場」やスコットランドのミュージアム「V&Aダンディ」などを手がけ、世界的に知られる建築家・隈研吾のコラボレーションシューズ第3弾が4月5日(金)に発売される。「Archisite ORU(アーキサイト・オル)」と名付けられた本作は、アッパーの半透明の素材を「折り紙」のように折り畳んで足にフィットさせる新感覚のデザインが特徴だ。
「直接現場に足を運び、現地の話を聞く」ことが仕事のポリシーだという隈。今回のコラボモデルは、いわばそのワークスタイルから発想を得たもので、上記の「折り紙」構造を駆使し、建築現場のような特殊な環境下から移動中、またホテルでのリラックスシーンまで対応できるデザインになっている。
言うまでもなく、秘密はアッパーの構造にある。実はこのアッパー部分は二重構造になっており、竹細工のような「やたら編み」のスリッポンを、上からアウトドア用品にも使われるダイニーマ素材で包み込むような作りになっている。
歩行時は、このダイニーマのカバー部分を折り畳んでゴム紐で固定。リラックスしたいときはゴム紐を緩めてカバーを開けばいい。わざわざ靴を脱がなくてもシューズによる圧迫感をなくすことができるわけだ。
ちなみに、アウトソールはアシックス独自の「ASICSGRIP」を採用。同社のランニングシューズにも採用されているソールで抜群のグリップ性を誇る。
販売は、アシックスオンラインストア、アシックス原宿フラッグシップのほか一部のスニーカーショップにて。過去の2モデルと同様に、本作も完売必至。早めの購入をおすすめしたい。
Archisite ORU
¥33,000
サイズ:23.0~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm
カラー:ホワイト
アシックス