幅広いコーディネートにマッチして、着こなし全体を引き締めてくれるオールブラックのスニーカーは大人のマストアイテム。中でも、東京スニーカー氏こと小澤匡行氏が注目する人気ブランドの5型は抜群の完成度だ。
![コンバース、ナイキ… 大人が選ぶべき「オの画像_1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_08_u5393.jpg)
![小澤匡行プロフィール画像](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2019_06_tokyosneakersi-tittle-P-190528.jpg)
01:MIZUNO×nonnative|WAVE MUJIN TL MID GTX
![ミズノ_ノンネイティブ_ウェーブ ムジンTL MID GTX_オールブラック](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2024_01_03_u38855.jpg)
![ミズノ_ノンネイティブ_ウェーブ ムジンTL MID GTX_ミシュランソール](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2024_01_03_u38865.jpg)
墨黒のような枯れたオールブラックが魅力
「履きやすさも機能もミシュランソールのグリップ力も抜群な、ウェーブ ムジンTL MID GTXに新色が登場しました。今回の黒は発色にこだわって、意図的にちょっと褪せたような墨黒になっています。真っ黒って純度が高くてストイックだから、年齢を重ねると肌や髪色の枯れ感と合いにくくなってきますよね。スエード、ニット、ステッチ、アウトソールと素材が変われば黒のトーンが変わることも計算されています。大人が履きやすいような黒のレンジを、シューズで表現しているのが素晴らしいと思いました」(小澤)
2023年4月にリリースされ、大好評を博したコラボモデルのブラックバージョン。完成までに4年の歳月を費やしたというストーリーもさながら、タウンユースだけでなくアウトドアにも耐えるハイスペックで広く支持された。ブラックはモード感が加わり、コーディネート幅も広がっている。
02:MIZUNO|WAVE MUJIN TL GTX
![ミズノ_ウエーブ ムジン TL GTX_ローカット黒GORE-TEX_01](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_12_02_u1308.jpg)
![ミズノ_ウエーブ ムジン TL GTX_ローカット黒GORE-TEX_02](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_12_u1316.jpg)
つい欲しくなるミズノの黒GORE-TEX
「オールブラックのGORE-TEXスニーカーを探すのは今や難しいことではなくなりましたが、歩きやすさやファッション感も含めて、ミズノの黒GORE-TEXモデルは僕の中で頭抜けています。本誌連載でも紹介したミズノ×マーガレット・ハウエルに続いて欲しくなったのは、このウエーブ ムジン TL GTX。2007年にトレラン用に開発されたそうですが当時は商品化されず、今回それをベースに今作が誕生しました。どこかY2Kムードがあるのは、そんな背景もあるからかと。デコラティブなデザインを圧着でソリッドに見せているミックス感覚も素晴らしい。ミシュランソールだから悪天候のロケや出張でもとても頼りになります」(小澤)
リップストップに合成皮革で複雑なレイヤーを施し、シルバーのアクセントを添えた、ハイスペックさとシンクロするデザイン。ベーシックなプロポーションは、スーツやジャケパンにもすっとなじむ。カジュアルコーディネートに大人っぽくテック感を加えたいときにも活躍してくれる。
03:ORPHIC|TR01
![オルフィック_ワラビータイプのシューズ_ゴルフ兼用](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_10_R_u5383.jpg)
![オルフィック_ゴルフ兼用ワラビーシューズ_ヴィブラムソール](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_10_u5409.jpg)
ゴルフも兼用できる大人のライフスタイルシューズ
「UOMO世代の間でゴルフが流行っていますが、オルフィックからゴルフでも履けるワラビータイプのシューズが出ました。ヴィブラムソールは薄めながら、しっかり芝をとらえるパターン。インソールにはランニング用の低反発クッションソールが入っているので履き心地もいい。アッパーの革もしっかりとしていて、オーセンティックなデザインだから仕事に行くときも履いていけます。この靴で出勤して、そのまま帰りに打ちっぱなしに行けるという。今の大人のライフスタイルに合うシューズという点でかなり注目です」(小澤)
チロリアンスタイルのアッパーに、ハイクからゴルフのグリーンまでOKなハイテクソールを採用した新作。写真のストッパー付きレースのほか、クラシカルなレースも付属し、使い分けることもできる。マルチタスクなハイブリッドシューズとして要チェック。
04:CONVERSE SKATEBOARDING|CS LOAFER SK SU
![コンバース スケートボーディング_ローファー_スエード](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_10_R_u7712.jpg)
![コンバース スケートボーディング_ローファー_スタンダードシリーズ](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_10_u7723.jpg)
スケーターカルチャーから生まれたローファー
「“コンバース スケートボーディング”は、アメリカのコアなカルチャーを感じるラインのひとつです。例えば2023AWの新作としてリリースされたこのローファー。『スケーターシューズでなぜローファー?』と思う人がいるかもしれませんが、僕の知る限り、2000年代からほかのスケーターブランドもライダーたちが、スケートをし終わってパーティなんかに出かけるときのために革靴スニーカーをつくっていました。このシューズにもそんなカルチャーが反映されているんですよね。しかも革靴っぽくなりすぎず、スケーターが好きなデザインに着地している点もお見事。できないことはないんでしょうけど、これでスケートはやめた方がいいです」(小澤)
コンバース スケートボーディングのスタンダードシリーズのローファーは、素材を変えて繰り返しリリースされている人気モデル。今回は毛足の短いスエードをアッパーに採用し、ソールやアイコンのシェブロンスターまでオールブラックで統一して、シックな印象に。
05:NIKE|AIR KUKINI
![ナイキ_エア クキニの復刻モデル](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_08_u5377.jpg)
![ナイキ_エア クキニの復刻モデル_オールブラック](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/365271/2023_08_u5393.jpg)
TPUケージのデザインが今なお新鮮
「2000年に発売されたエア クキニの復刻モデルです。当時は自分のファッション観と違っていたこともあり、履いていませんでした。今、この年齢になってクキニのよさを実感しています。モードなエッセンスがちゃんとあって、きれいめなスラックスにもOKだし、ナイロンのセットアップでスポーティに合わせるのもいい。個性的なデザインに見えるけれど、実はすごく万能な靴だなと。アッパーのTPUケージは、ホールド感を高める機能から生まれた当時ならではデザイン。オールブラックが出たので、足元のアクセントにぜひ取り入れたいなと思います」(小澤)
伸縮性のあるネオプレンのようなアッパーが足を包み込み、ケージ付きのサポートシステムがフィット感を高める。Y2Kムードを携えるエア クキニを、当時のビジブルエアユニットで復刻。ミニマルなブラックのワントーンは見つけたら絶対買いの人気カラーだ。