定番の人気を誇るナイキのスニーカーだが、魅力的なモデルが多いだけにどれを選んだらいいか悩んでしまうのも事実。そこで今回は、UOMO本誌連載でもおなじみの「東京スニーカー氏」こと小澤匡行氏がピックアップした、大人に似合う新作スニーカー4足を紹介する。
01:NIKE SPORTSWEAR|NIKE WAFFLE TRAINER 2
トレンドにマッチする配色がインラインから
「白×グリーンの配色がいいですよね。ナイキの70年代のランニングシューズというとコルテッツを挙げる人も多いと思いますが、僕的にはワッフル トレーナーがいちばんベーシックだなと思っていて、実際に履きやすいんです。レトロランの入門モデルとして、これもインラインでずっと出続けてほしいと思うスニーカーのひとつ。タンの剥き出しのスポンジなどヴィンテージのディテールをしっかり残しているのも好印象です。限定やコラボではなく、インラインにもこのグリーン配色のような今っぽいものがあることを知ってほしくて、今回紹介しました」(小澤)
1974年のオリジナルモデルを忠実に再現したナイキ ワッフル トレーナー 2。象徴的なワッフルソールはもちろん、大きなレトロスウッシュ、スエードのアクセントを入れた今なお新鮮なデザイン。反発性に優れたフォームミッドソールを採用するなど、履き心地は快適に進化している。
02:NIKE|REACT PEGASUS TRAIL 4
ネオンカラーも今どきな新作トレランシューズ
「ナイキのリアクトソールはすごく好きで、搭載されたランニングシューズを愛用しています。最近は、代々木公園のトレラン用不整地コースを走っていますが、そこがすごく滑るんですよ。だからこのトレラン用のナイキ ペガサス トレイル 4をぜひ試したい。ランニングウエアは普段と同様にモノトーンが主体なので、足元にこのぐらいの色があったほうが、コーディネートもしやすいんです。僕の好きな海外の雑誌に、シンプルなタートルネックとスラックスにテクニクカルなシューズを合わせた女性のファッション写真が掲載されていました。僕もそんな着こなしをやってみたいので、私服でもこの配色は活躍しそうです」(小澤)
エンジニアードメッシュアッパーにネオンカラーの配色が新鮮な、今シーズンの新作トレイルランニグモデル。ナイキ リアクトを搭載した軽量フォームに、地面をしっかりグリップするトラクションパターンのラバーアウトソールで、オフロードを飛ぶように走れる。
03:UNION × JORDAN|AJKO 1 LOW SP V2
エア ジョーダンの廉価版をローカットで
「AJKOはエア ジョーダンの廉価版として1986年に登場したキャンバスアッパーのハイカットスニーカー。1990年代に原宿の古着屋のレジの後ろに陳列されていた高額なヴィンテージを思い出します。おそらくオリジナルにローカットは存在しておらず、ローモデルが出るのはこのユニオンコラボが初じゃないかな。OGオマージュなキャンバス版もありますが、大人っぽいレザーをチョイスしました。今回何がいいって、トラックスーツやスウェット上下などアパレルが出るんです。そこも含めて80’sっぽいコーディネートを楽しみたいですね」(小澤)
ユニオンのディレクター、クリス・ギブスは、AJKO HI モデルへのオマージュとして、INSTANT CLASSIC(=発表された瞬間に歴史に残る大傑作)」になりえるLOW TOP バージョンをコラボレーションで製作。ヒールには「AJKO WING」のロゴも同色で配された、クリーンかつクラシックなデザインが秀逸だ。スウッシュは取り換え可能で、レザーバージョンには厚みのあるやわらかなスエード素材のネイビーとグリーンが付属。
04:NIKE SPORTSWEAR|AIR PENNY Ⅱ
90年代を象徴するバッシュを新色で復刻
「90年代にNBAで活躍したアンファニー・ハーダウェイのシグニチャーモデルです。昨年末、ステューシーがコラボしたことでも脚光を浴びていますが、個人的にこの配色と、1996年に発売されたモデルらしい流線形のフォルムが好きです。エア マックス 95に象徴されるように、横から見ると層になっているデザインには90年代特有のイメージが。黒・グリーン・白の配色も、90年代のACGやテラを彷彿とさせてカッコいいんですよね。『若いな』と思いつつ最近ハイカットのバッシュを履くようになったので、上下ネイビーの服装に合せたいと思います」(小澤)
“ペニー”の愛称で知られるアンファニー・ハーダウェイのシグニチャーモデル第2弾として、1996年に発売されたエア ペニー 2。その復刻モデルが、オリジナルにはない新色で登場。ヒール、シュータン、アウトソールに背番号「1」をあしらったシグネチャーロゴが。