2023.06.24
最終更新日:2024.03.08

【エディター厳選】ゴアテックスから人気コラボまで。「大人のニューバランス」2023年上半期最注目の新作3選

ニューバランスのスニーカーは大人の足元の定番だけに、周りとの差別化が難しいもの。だが、UOMO本誌連載でもおなじみの「東京スニーカー氏」こと小澤匡行氏がピックアップしたこちらの3足なら、普通とはひと味もふた味も違う個性的なスニーカースタイルを構築できるはずだ。

【エディター厳選】ゴアテックスから人気コの画像_1

小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。

01:New Balance|M2002RMG

ニューバランス_M2002Rのミュール_オフホワイトのワントーン
ニューバランス_M2002Rのミュール_オフホワイトのワントーン_ロゴ
¥15,180/ニューバランスジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-7120

人気のミュールがオフホワイトワントーンで

「スニーカーとサンダルの中間的なミュールが、ファッションとして定着した気がします。M2002Rのミュール型もすでに多くのカラーバリエーションが登場していますが、上品なオフホワイトがこの6月に発売になるそうです。今までのモデルと違って、アッパー、ソールからロゴまでワントーンのミニマルなルックスが個人的にうれしい。最近はルーズなソックスが戻ってきているので、ミュールであることをアピールできるように、ショーツといいバランスでコーディネートできたらと思います。ファッションの新しい形として取り入れるのがよさそうです」(小澤)


2010年にデビューしたUSA製「MR2002」を、アジア生産で復刻したM2002Rのミュールアレンジ。2022年に登場するや人気を博し、セレクトショップの別注なども展開されている。オフホワイトのワントーンで仕上げた今作は、コーディネートの振り幅の広さも魅力的。



02:COMME des GARÇONS HOMME|New Balance MT580

【エディター厳選】ゴアテックスから人気コの画像_4
コム デ ギャルソン・オム_ニューバランス_MT580_ヒール
¥40,700/コム デ ギャルソン Tel:03-3486-7611

プレミアムな素材とグレイッシュトーンで洗練

「昨年末にもこの連載でヘクティク×ステューシー×ミタスニーカーズの復刻MT580を紹介しましたが、配色が変わるとイメージもまったく変わるという好例です。コム デ ギャルソン・オムの展示会で初めて見たときに『すごくいい配色!』と心を奪われました。それから半年以上経ちましたが、改めてこのオフホワイト×ライトグレーに自分の今の空気感が凝縮されていると感じました。革の質感がよくて重厚感があり、カラーリングはライト。これぞまさに大人のスニーカーといった仕上がりになっています」(小澤)


ニューバランスのオフロード用トレイルランニングモデルとして、1996年に登場したMT580。着地面積の広いフラットなソールが特徴で、安定性をサポートする“ROLLBAR(ロールバー)”を採用したのが画期的だった。今回のコラボではプレミアムな素材を使用し、オフホワイト、ライトグレー、チャコールグレーのカラーパレット「MOONBEAM」(掲載カラー)と「PHANTOM」で洗練したスニーカーに。


03:New Balance for BEAMS|M2002R GTX SP

ニューバランス フォー ビームス_2002R
ニューバランス フォー ビームス_2002R_ゴアテックス
¥25,300/ビームス 原宿 TEL:03-3470-3947

洗練されたミリタリートレーナーの風貌

「メッシュアッパーゆえ雨の日に敬遠しがちなニューバランスが、GORE-TEX®仕様になることは喜ばしいことですが、今回のビームス別注の本質はそこではありません。ファッション好きに人気の2002Rを、チャコールとオリーブのトーナルカラーで仕上げています。ニューバランスをワントーンにすると匿名性が高くなって、洗練されたミリタリートレーナーのような雰囲気。このところハイテクブームが再燃していますが、少し重たく感じるテクノロジーが今よくて、この2002Rにはそんなムードもあります」(小澤)


タンやヒールにさり気なく配されたビームスのコーポレートカラー、オレンジが目を引くワントーンの2002R。ヌバックとメッシュの異素材のコンビネーション、ハイテク感を高めるN ERGYとABZORBを搭載したソールユニット、透湿防水機能のGORE-TEX®仕様とリアルにハイテク。




Text:Tetsu Takasuka

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