2023.03.01
最終更新日:2024.03.08

ニューバランス、ナイキ…この春買うべき「大人のクラシックスニーカー」5選

大人っぽい着こなしに最適なのが、味わい深く落ち着いたデザインが魅力のクラシックスニーカー。UOMO本誌連載でもおなじみの「東京スニーカー氏」こと小澤匡行氏が太鼓判を押すこちらの5足なら、ワンランク上のスニーカースタイルを構築できるはずだ。

ニューバランス、ナイキ…この春買うべき「の画像_1

01:New Balance|MT580

ニューバランス_スニーカー_MT580
¥18,700/ニューバランスジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-7120

「ストリート育ちのUOMO世代なら、青春を捧げたモデルとして懐かしく思う人も多いはず。ニューバランスといえばグレーやチョコレートブラウン、1300に代表されるベーシックカラーが王道だった時代。ヘクティク×ステューシー×ミタスニーカーズがコラボしたMT580は、ストリートでも楽しめる配色があるんだと気づかせてくれたモデルでした。ある種、ファッションを変えたエポックメイキングなスニーカーが、当時を彷彿とさせる配色で復刻されたのは喜ばしい。ちなみにMT580は、履き心地も絶品です」(小澤)


1996年にトレイルランニングモデルの先駆けとして登場し、履き心地にも定評があったMT580。90年代から2000年代にかけてさまざまなコラボレーションが発売され、当時を象徴するモデルに。今回の復刻は、過去の「580」よりもスリムなラストにアップデートされている。



02:adidas Originals|BRUSSELS

アディダス_シティシリーズ_ブリュッセル
¥14,300/アディダスお客様窓口 TEL:0570-033-033

「UOMO本誌12月号でもアディダスのシティシリーズを取り上げました。オールドのアディダスを今履くなら、アクセントカラーが入っているものが気分です。復刻された中でもこと気になったのが、黒×イエローのアテネとこのブリュッセル。ヨーロッパの都市から連想される色をあしらっているのですが、ベルギーの赤はやっぱり『赤い悪魔』からでしょうか。巷ではメゾンブランドの影響でサンバやガゼルが人気を博しています。“じゃないほうのローテク”を探しているならぜひシティシリーズを」(小澤)


1970年代から’80年代にかけて発売されたアディダスのシティシリーズ。1978年に発売されたブリュッセルを、当時とは異なるブラックアウトソールで復刻。合皮スエードのアッパーにブライトレッドのスリーストライプス、今までにないブラックソールがクラシックな名品をモダンなシューズに昇華。


03:adidas Originals|CAMPUS

アディダス オリジナルス_キャンパス_黒銀01
¥15,400/アディダスお客様窓口 TEL:0570-033-033

「アディダスのクラシックモデルに黒銀配色を見つけると必ず買っています。このキャンパスも然り。黒銀配色が定番展開されたらいいのに、と思うほど好きです。普段はそのときどきの自分の中で旬なスニーカーを履いていますが、がんばっておしゃれしようと思うときはオールド アディダス。履いていてラクというのとは違うベクトルで、自分の中に残っているカルチャーを出したいと思うときはこっちなんですよ。黒銀は僕の永遠のファッションアイコンです」(小澤)


バスケットボールシューズとして誕生し、ヒップホップのアーティストやスケーターなどサブカルチャーシーンで愛されたキャンパス。細身のラストを採用し、上質なレザーアッパーに滑らかなレザーライニングというラグジュアリーな仕立てで、大人の一足に。



04:NIKE SPORTSWEAR|NIKE WAFFLE TRAINER 2

ナイキ ワッフル トレーナー 2_グリーン配色01
¥11,000/ナイキ カスタマーサービス TEL:0120-6453-77

「白×グリーンの配色がいいですよね。ナイキの70年代のランニングシューズというとコルテッツを挙げる人も多いと思いますが、僕的にはワッフル トレーナーがいちばんベーシックだなと思っていて、実際に履きやすいんです。レトロランの入門モデルとして、これもインラインでずっと出続けてほしいと思うスニーカーのひとつ。タンの剥き出しのスポンジなどヴィンテージのディテールをしっかり残しているのも好印象です。限定やコラボではなく、インラインにもこのグリーン配色のような今っぽいものがあることを知ってほしくて、今回紹介しました」(小澤)


1974年のオリジナルモデルを忠実に再現したナイキ ワッフル トレーナー 2。象徴的なワッフルソールはもちろん、大きなレトロスウッシュ、スエードのアクセントを入れた今なお新鮮なデザイン。反発性に優れたフォームミッドソールを採用するなど、履き心地は快適に進化している。



05:Reebok|Classic Leather 1983 Vintage

リーボック_クラシックレザー_チョーク
¥14,500/リーボック https://reebok.jp/

「クラブシーと並んで僕が好きな、リーボックのクラシックレザー。オールホワイトのようなミニマルな別注をよく見かけますが、僕的にはスタークレストの赤やユニオンジャックが生きるこのぐらいのデザインがベスト。スニーカー好きとしては、足元がスルーされないためのポイントは必要だし、この時代のリーボックロゴの書体も好きなんです。カラーも真っ白よりもヴィンテージ感のあるエクリュ(リーボック表記としてはチョーク)が、品があっていいなと思います」(小澤)


リーボックのクラシックスタイルを代表するレザースニーカー。1983年に発売され、ソフトで軽いガーメントレザーの快適な履き心地でスポーツシーンでも評価された。現在ではケンドリック・ラマーがコラボしているモデルとしても有名。このクラシックレザー1983ヴィンテージは、発売当時の仕様はそのまま、シルエットを現代的にアップデートした復刻版。



小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


Text:Tetsu Takasuka

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