今季もニューバランスのコラボモデルが多数登場。随所にヒネリを効かせた一足からパッと見ではニューバランスとわからない通なモデルまで、差がつくコラボスニーカーを厳選してご紹介しよう。
01:COMME des GARÇONS HOMME×New Balance|MT580
シンプルベーシックなデッキスニーカーを、オール牛革(ステアスムース)で大人顔に。フォルムはストリートよりだが、スムースレザーのプレミアム感で大人のスタンダードアイテムに昇華した。カジュアルな服装だけでなくスーツやジャケパンにも合わせやすいのがうれしい。
ブラックはソールをホワイトにしてあくまでスニーカーのルックスをキープ。ローテクデザインでも履き心地がいいのは、コム デ ギャルソン・オムならでは。このテのシンプルなレザースニーカーは意外と見つからないので、白黒2色を大人買いしておきたいところ。
02:Bricks & Wood × New Balance|90/60
米・LAを拠点とする気鋭のアパレルブランド「Bricks & Wood(ブリックス・アンド・ウッド)」とのコラボスニーカー。本コラボの特徴的なデザインは、温故知新な「90/60」のアプローチをさらに発展させたもの。ケイシー・リンチの意識下でコンバインさせたアンティークハウスの壁面・家具・絨毯・エントランスなど、年代物のインテリアを彷彿とさせるモチーフが確認できる。
実験的な「Y2K(Year 2000)」の影響を受けた「90/60」のシルエットはそのままに、グレーのエアーメッシュとオフホワイトのプレミアム・ヘアリースエードを重ねたアッパーは、発売中のカラーバリエーションの中でも異彩を放つ。手にした瞬間から、イメージの中での「古き良きパリ」を想起させるだろう。
03:Aime Leon Dore × New Balance|Rainier
ニューバランスと2014年にNY・クイーンズで創設されたライフスタイル・スポーツ・アパレルブランドのエメ レオン ドレがコラボレート。軽量ハイキングブーツのレーニアをベースにした1足が誕生した。硬質なレザーファブリックをスエードとコーデュラナイロンのコンビアッパーに変更してカジュアルにマイナーチェンジ。ゴアテックス素材とビブラムソールを加え全天候型のスペックにアップデートした。
そもそもタフネスが売りの「レーニア」は2009年に姿を消し、一度2016年に復刻されたが、旬の波には乗れず長らく日陰の存在だった。そのモデルをピックアップして最旬ファッションに転換した本コラボは、「エメ レオン ドレ」の審美眼の賜物と言える。