豊富なバリエーションのスニーカーを展開しているナイキだが、その中からエディターの小澤匡行さんが、大人にふさわしいアイテムを厳選。コラボモデルからナイキACGまで、大人のスニーカーを格上げする逸品ばかりだ。
01:NIKE|FIELD GENERAL SP U
素材使いにもユニオンらしさが光るコラボレーション
「最近OGカラーも発売されて沸々と盛り上がってきているフィールド ジェネラルでのコラボレーションです。先月紹介したボーディのように、コラボレーションするモデルに対する視点とか、奥行きや歴史を理解してみるとスニーカーシーンがもっと楽しくなると思っています。このフィールドジェネラルも然り。みんなが知っているようなモデルではなく新しい復刻にチャレンジしたほうが、ファッションも広がりますよね。(小澤匡行さん)」
02:NIKE|ACG RUFUS
品よく見えるスエードの復刻スリッポン
「90年代にナイキACG エア モックが大ヒットした後、2000年にACG ルーファスは発売されました。今回24年ぶりの復刻ということで、メディアでもフォーカスされています。当時、おそらくエア モックのアップデート的なモデルと見られていたと思いますが、オリジナルのルーファスはあまり記憶にないんです。ただ、今見るととてもモダンですよね。(小澤匡行さん)」
03:NIKE BODE|ASTROGRABBER SP
70年代のトレーナーというチョイスが秀逸
「ナイキから久々の大物コラボが登場しました。ボーディはアンティークのテキスタイルを使った、クラフト感のあるデザインが得意なN.Y.のメンズブランドです。アストログラバーという1970年代のトレーナーをベースモデルに選んでいるのが、ブランドの世界観に合っていてすごくいいなと思いました。デザイナーとのコラボは、ピックアップするモデルに提案があることが大事な気がします。(小澤匡行さん)」
エディター
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。