脱ぎ履きが容易でアクティブなシーンでも活躍してくれるスリッポンタイプのスニーカー。エディターの小澤匡行さんが注目するこちらの3足なら、機能もデザインも申し分ない。
01:ARC’TERYX|KRAGG
プロテクションを備えたリカバリーシューズの新機軸
「一見シンプルでも実はめちゃくちゃデザインされているのがアークテリクスのプロダクトの特徴です。それはウェアだと顕著ですが、シューズも然りです。アウトドアアクティビティを快適にするために必要なものをいろいろ取り入れているのでしょうが、それをミニマルにまとめているのはさすがです。クライミング用に作られたこのアプローチシューズは、街で履くのにもよさそうだと思って今回ピックアップしました。(小澤匡行さん)」
02:NIKE|ACG RUFUS
品よく見えるスエードの復刻スリッポン
「90年代にナイキACG エア モックが大ヒットした後、2000年にACG ルーファスは発売されました。今回24年ぶりの復刻ということで、メディアでもフォーカスされています。当時、おそらくエア モックのアップデート的なモデルと見られていたと思いますが、オリジナルのルーファスはあまり記憶にないんです。ただ、今見るととてもモダンですよね。(小澤匡行さん)」
03:JUNYA WATANABE MAN × Oakley FACTORY TEAM|W-NAME CHOP SAW MULES
モードなエッセンスが加わったブラックミュール
「ジュンヤ ワタナベ マンとオークリーのコラボは、昨年のFlesh Sandal(フレッシュサンダル)に続く第2弾です。前回はスリッポンでしたが、今回はCHOP SAW MULES(チョップ ソー ミュール)とよりスライドっぽいモデルをチョイスしています。重厚に見えるソールとアッパーの掛け算も、オールブラックだとクワイエットでバランスがいい。最近はこういったスライドもスニーカーとして認知される時代になりました。大人でも街履きとして使えるデザインが増えたのは喜ばしいことです。(小澤匡行さん)」
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。