スニーカーの中でもカルチャーとの結びつきが強く、おしゃれな大人たちに熱心なファンも多いアディダスのスニーカー。そんな彼らの「思い入れアディダス」をレポート!
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【My adidas】 キャンパス/スーパースター|前田太志さん(ビームス プレス)
ローテク好きな自分にとっては絶対に外せないアディダス。カラーリングやモデルによって、音楽やスタイルのカルチャーと紐づいているのもこのブランドならでは。中でも特に好きなのが、キャンパスとスーパースター。この2モデルは色違いで複数所有しています。ほかにスタンスミスやマイクロペーサー、タバコなどなど名作が多いので、ちょっとだけ収集癖がある自分にとっては集めがいがあります。35歳前後の僕の世代は、スニーカーブームの真っただ中で洋服に目覚めた人も多いはず。ハイテクスニーカーが爆発的ブームだったけれど、自分が手を出せるスニーカーがローテクだったこと。当時リーバイスに合わせるスニーカーはアディダスのカントリーがイケてたこと。フランス製アディダスがヴィンテージとして価値が高いと知ったことetc.そんな個人的な背景もあり、僕が好きなアディダスの定番はいつの時代にも廃れず、ずっとモテ続ける顔という印象が強いです。
キャンパスとスーパースターは極めてシンプルなデザインですが存在感があり、その汎用性の高さは言うまでもありません。で、この2モデルのいいとこどりをしたのが、“ビームス最強別注”。ほどよいボリューム感を残しつつ、スマートさも持ち合わせたフォルムは唯一無二。シンプルに、ビームスジャパンの白シャツと古着のデニムでコーディネートしました。スニーカーのカルチャーに合わせて、ボリューミーなウエアでまとめ90年代の雰囲気は意識していますが、あくまで今、大人が着るきれいめカジュアルというテンションです。
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Text:Hisami Kotakemori