スニーカーの中でもカルチャーとの結びつきが強く、おしゃれな大人たちに熱心なファンも多いアディダスのスニーカー。そんな彼らの「思い入れアディダス」をレポート!
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【My adidas】 マスター/スーパースター|関口文也さん(フィルメランジェ ディレクター)
アディダスは中学生の頃、親にねだって買ってもらった初めてのスニーカーブランド。兄がはいていたスーパースターがカッコよくて、自分も「どうしてもはきたい!」とお願いしました。その頃からアディダスファンですが、なぜかほかのブランドよりもクリーンな印象があります。アーカイブには古着市場でも価値の高いモデルが多く、偉人達に愛されてきた銘品ぞろいというイメージも。所有しているのは6足ほどになりましたが、思い入れが強いのはこの3足。タグ付きのスーパースターは‘90sのアジア製デッドストック。左右で焼け具合が違うので、同じ焼け具合にしてはこうと奮闘していたのですが、結局、左右均等にならず…。はくタイミングがわらかなくなって今に至っています。あとの2足はどちらもフランス製のヴィンテージで、町田の古着屋で買いました。手前の3本ラインはセンチュリーに酷似していますが、ソールが違う不明モデル。ベルクロのは70年代に審判用シューズとして発売されたマスターです。スタンスミスのベルクロ版のようなデザインで、シンプルで合わせやすいお気に入りの一足です。
ヴィンテージスニーカーを合わせる際は、洋服はクリーンなものを合わせるようにしています。きょうはジャケットスタイルのハズしにヴィンテージのマスター。ジャケットはサンカッケー、パンツは古着ですが、インナーはフィルメランジェのハイネックでかっちりしたムードに。ヴィンテージアディダスをゴリゴリの古着に合わせる日もありますが、もう大人なので、基本的にはクリーンカジュアルのドレスダウンに使っています。
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Text:Hisami Kotakemori