スニーカーの中でもカルチャーとの結びつきが強く、おしゃれな大人たちに熱心なファンも多いアディダスのスニーカー。そんな彼らの「思い入れアディダス」をレポート!
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【My adidas】 ミュンヘン ブラックスエード|池田尚輝さん(スタイリスト)
RUN DMCやヨーロッパサッカーなど、特定のカルチャーとの結び付きが強いイメージがあったアディダス。ずっと自分とは違うのかなと思っていました。4年ほど前、メイデンズショップにこのミュンヘンが置かれていて、何となく気に入って購入したところ、はき心地、合わせやすさとも抜群で、思わずそのシーズンにリピート。熱心にアディダスをはいたのは初めてです。黒白のアッパーに対してガムソールというところが、自分のスタイルにマッチ。現在は廃盤になっているので、復刻のタイミングを逃さないようにしたいと思っています。でも、僕は黒スエードが好きなので、復刻されたとしても別の色や素材だったら買わないと思います。
スニーカーの気軽さを活かして、ロサンゼルスアパレルのTシャツと古着のリーバイス®シルバータブに。黒白をベースにしつつ、トラッドなクラスのジャケットや、セブン バイ セブンのカディコットン(手紡ぎ手織り布)のコートで重ね着を楽しみました。ソックスはあえてネイビーが色合わせしすぎない感じで、なんかよいかなと。ミュンヘンをはくときは、ちゃんと見える要素の足し引きは無意識にしていると思います。黒、白、ベージュで構成されているので、自分が好きなベージュのトップスに黒いパンツというコーディネートにもとても合わせやすい。たまにデニム&スウェットのようなドカジュアルではくこともありますが、そういうときは少しコスプレ的な感覚を楽しんでいるのかもしれません。
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Text:Hisami Kotakemori