クリーンな大人の定番スニーカーとしてファンの多いニューバランス。その愛好家たちを数珠つなぎしていく連載の第9回は、ビームス出身で現在はプリントTシャツのグラフィックなどを手がけるLOOPSにてアートとファッションをつなげる仕事に携わる桑原健太郎さん。
大人のニューバランス ファンクラブ 会員番号09|桑原 健太郎さん(LOOPSディレクター)
・はじめて買ったNB 22年前 にNB1700USA ・所有数 約10足 ・一番好きなモデル M1300
大学時代に札幌のヴィンテージ古着を扱うアメカジショップでバイトしていました。そこの先輩方がNB1300やNB1700を履いていて、ニューバランスの良さを日常的に、半ば強制的に聞かされて、自然と好きになっていました。そんな経緯もあって当時NB1700USAを初めて買い、その後いろいろ履いたものの、一番好きなモデルはやっぱりNB1300。
ニューバランスの魅力は履き心地の良さ。他と比べても全然違います。どこまでも歩けるんです。若かりし頃、富士山登山に挑んだときも、トレッキングシューズを履かずにニューバランスで踏破しました。そして、どんな服装にハマるのも愛してやまない理由。出かけるときに、たまにどのシューズを履くか、悩むときがあります。そんなときはとりあえずニューバランスを選ぶのですが「意外にこの服装にも合うな」とか「やっぱり履いてて疲れないな」と1日しあわせな気持ちで過ごせます。
ビームス時代にCHARI&CO×NB ×ビームス TのコラボレーションでU520を手がけたことがあります。長い時間をかけてCHARI&COと考えたアイデアを、100%デザインに落とし込むことができて思い通りの一足が完成しました。そのU520をNYの街中で撮影したり、発売初日で完売してしまったりと、今も見るたび思い出がよみがえります。
▼桑原さんが次にバトンを渡したのは、静岡挽物を継承するホームウエアブランドSEE SEE、アパレルブランドSFCのディレクター湯本弘通さん。「湯本さんはNBとARTを愛している人だな〜といつも感じていて、勝手ながら同じ種類の人間だと思っています。NBの所有数や偏愛歴など、湯本さんのセレクトを見てみたいです!」(桑原さん)。
第10回、湯本さん編もお楽しみに!