大人のコーディネートに爽やかさと抜け感を演出してくれる白スニーカーは、これからの季節に欠かせない。数ある白スニの中でおしゃれの達人たちが今の気分で選ぶのは?
ヨークのジャーニー
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安倍勝弘さん(HEMT PR 取締役)
ジャケットやシャツに合う大人のスニーカーをコンセプトに掲げるヨーク。メイド・イン・トーキョーの丁寧なものづくりも魅力です。ほかのモデルも愛用していますが、今年はコーデュラナイロンをアッパーに使ったジャーニー。防水仕様で耐久性もあるので、都会からアウトドアまでさまざまなシーンで活躍してくれます。白スニーカーはストリートテイストではくことはなく、いつもきれいめスタイルに合わせます。
キクス ドキュメント.のシャツとラッピンノットのパンツは涼感のあるブルー、ネイビーのトーン・オン・トーンで。コノロジカのノーカラージャケットで遊び心を入れました。夏はシャツやスラックスのコーディネートに白スニで清涼感を添えることが多いです。
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メゾン マルジェラ ウェッジレザーシューズ
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橋本康博さん(ビオトープ スタッフ)
モード感のあるスタイルにも合わせられるシンプルなレザースニーカーが好み。メゾン マルジェラのこのモデルはソールのボリューム感とヒールのブラックのあしらいもほどよく、スタイリングが少し堅苦しいと感じるときに重宝しています。汚れはまめに落として、いつも上品にはくことを意識しています。
ベージュの色味が涼しげでモード感もあるオーバーコートのセットアップは、白を合わせてクリーンに。Tシャツはアメリカのラグジュアリーブランド、デヴォーのものでマルジェラのスニーカーとバランスを取りました。
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コンバース CT70 キャンバス
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濱畑 光さん(ニットブランドFFM デザイナー)
白いスニーカーは自分にとって、もう20年くらいマストアイテム。中でもアメリカのコンバースのCT70のハイカットは愛用の一足です。チャック・テイラーの文字が入った黒ヒールパッチをはじめ、70年代のヴィンテージのディテールを落とし込んだデザインとフォルムはどんなスタイルにも合わせやすい。だからスタイリングに迷ったり、重さを払拭したいとき、自然と選んでいます。いつもきれいな状態ではきたいので、汚れが落ちなくなってしまったら、選抜から外します。
きょうはFFMのニットジャケットとパンツのセットアップに。このセットアップは表にコットン、裏側にはナイロンのストレッチ糸を使用してジャージ風に編んだ素材なので、カチッとしすぎず、動きやくて大人のビジネススタイルにぴったり。インナーにはドレープ感のある白Tで、足もとのスニーカーとともに抜け感を出しています。
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Text:Hisami Kotakemori