2010年に登場したニューバランス2002シリーズ。2020年発売のアジア製復刻モデルが完売になるなど、高い人気を集めている。ここでは2022年の最新モデルから歴代モデルまでを解説し、おしゃれな大人におすすめの着こなしも紹介。
【最新】GORE-TEX仕様「N.ハリ」コラボ M2002RXH
N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE×INVINCIBLE®× New Balance|M2002RXH
台湾の気鋭のセレクトショップ、インビンシブル®︎とN.ハリウッド、ニューバランスのトリプルコラボモデル。ニューバランスの中でもおしゃれな大人に支持される2002RをベースにしたM2002RXHは、GORE-TEX(ゴアテックス)メッシュ、ヌバック、毛足が長いヘアリースエード、リフレクターなど異素材の組み合わせと配色が絶妙。左足のシュータンにはUS軍のトレーニングウェアに着想を得たオリジナルのミルスペックをプリント。N.ハリウッドらしいミリタリー感をさらりと盛り込んだデザインだ。
ニューバランス2000番台の歴史・発売順番をおさらい
2000番台は900番台、1000番台に続き登場したシリーズ。900、1000番台は高級素材や最先端の技術を投入することはもちろん、メイド・イン・USAを貫き、職人がつくるスニーカーを追求。21世紀に入ると1000シリーズは2000番台に品番を改め現在に至っているが、一部、数字順に発売されていないモデルが存在する。1000番台以降の正しい発売順と年代は下記の通り。
1300(1985年)→1500(1989年)→1400(1994年)→1600(1994年)→1700(1999年)→2000(2001年)→2001(2003年)→1450(2005年)→2002(2010年)→2040(2012年)→2040v2(2013年)→2040v3(2016年)
2000番台は現在までに6モデルが発売されているが、ハイエンドラインということで価格帯も900番台より上。2016年に発売された2040v3は定価(税抜価格)が4万円だった。ここでは、2002シリーズをピックアップ。
2002シリーズ モデル紹介
初代モデルMR2002 [2010年]
2002シリーズ初代モデルは992や993のようなハイテク感あるアッパーのデザインが特徴。ニューバランスの上位モデルを生産するアメリカ、スコヘーゲン工場の熟練工が集結した “スーパーチーム33”が携わった品番として注目された。アッパーはクラス感のある天然革のヌバック、ラスト(木型)は伝統のSL-1をやや細身に改良したPL-1に。2020年にアジア製で復刻版が登場するも、即完売という人気ぶりだった。
ニューバランス「2002」シリーズ
2002R Mule(SNS collaboration)
人気の「M2002R」をベースに、カジュアルなミュールにアレンジしたのが「M2002R Mule」。この一足は、さらにストックホルム発の人気スニーカーショップ「SNS(Sneakersnstuff)」とのコラボモデルだ。2010年デビューのUSA製「MR2002」から着想を得た重厚なスタイルと、かかとがない着脱のしやすさが特徴。近所のワンマイルから街歩きまで、いろんなシーンで活躍する一足だ。
M2002R:NAVY
ニューバランス公式オンラインストア、ニューバランスオフィシャルストア、スニーカーショップ「atmos(アトモス)」の限定発売。現在はニューバランス公式オンラインストアと一部のニューバランス取り扱い店舗にて通常販売されている。定番のネイビーとは異なるグレイッシュなカラーリングで、落ち着いた雰囲気に仕上げられている。
M2002R:WINERED, GREEN, BLACK FIG
ヴィヴィッドではなく若干グレイッシュなトーンが上品かつ優し気な印象。カラーは「WINERED」「GREEN」「BLACK FIG」の3色展開で、「BLACK FIG」は黒というより、小豆色に近い落ち着いたカラーリング。シルバーの”Nロゴ”や側面の”2002R”の文字はレトロな雰囲気で、大人におすすめの一足だ。
M2002R:BEIGE/PURPLE
ベージュをベースとしたアッパーに明るい差し色でアクティブに演出しつつ、上質なオールスエードを採用するなど、スポーティながら上品なデザイン。もちろん高い衝撃吸収性、反発弾性に優れたたソールを採用し履き心地は抜群。上に紹介した同時期に発売されたモデルより、やや割高な価格設定となっている。
ML2002RD:A(GRAY)
ML2002RD:B(PHANTOM)
ML2002R:C(SEA SALT)
アメリカ・ボストンの街中で老人がニューバランスを履いていたシーンからインスピレーションを得た一足。長く愛用していると見られる老人のシューズは、劣化し所々に摩耗があったという。時代を超え、深く愛され続けるブランドの伝統とエネルギーを落とし込んだこのモデルは、廃材を組み合わせたかのようなインパクトのあるデザインをヴィンテージ加工で表現した。
ニューバランス2002シリーズの着こなし
履き心地ファーストで選んだ2002R
鳥居卓也さん(営業)
ユニクロ「+J」のストライプシャツで清涼感全開。九分丈のディガウェルのスラックスに、ニューバランス2002Rを合わせた。「休日は子どもを抱っこすることが多いので足元は履き心地ファースト。クッション性の高いサンダルも探してます!」
オリジナルのUSA製を白ソックスと合わせて軽快に
増井岳人さん(彫刻家)
「デニムの裾が切れてきたり穴があいたら膝でカットオフして短パンにしていました」というデニムのショーツとチャコールグレーのアメリカ製ニューバランス2002を合わせた増井さん。重たく見せないよう白のソックスを合わせて、コーディネートに軽さをプラス。
黒のセットアップスタイルの足元に
中山慶人さん(アーバンリサーチ プレス)
黒のテアトラのシャツとシャカパンをセットアップで着こなすことで、一気に大人なムードに。グレーのニューバランス2002Rと少しだけ見せた白Tでコーディネートをクリーンに格上げ!
中性的なフラワープリントを2002Rで引き締め
林田和也さん(アパレル商社)
カミエルフォートヘンスのシャツは水色のフラワープリントがかわいげたっぷり。「脚の形をカバーするために」と選んだシアージのビッグサイズパンツに、グレーのニューバランス2002Rと黒ソックスを合わせて、全体をシックに引き締めた。
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