季節や着こなしを問わず、足元に馴染んでアクティブな印象を加えてくれるアディダスのスニーカーは、この秋冬も大活躍してくれること間違いなし。東京スニーカー氏こと小澤匡行氏がオススメするこちらの3型なら、周りと大きく差をつけられるはずだ。
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01: adidas Originals|ADIMATIC
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「ファンの間ではなぜ復刻されないんだろう? と常々、疑問視されていたアディマティック。日本ではヒットしましたが、グローバルでは今ひとつだったらしく、ドイツ本社と温度差があったようです。今回はアトモスのディレクター、小島奉文さんの熱い思いが伝わってめでたく復刻に至りました。ワイドスリーストライプスやファットシューレースよりも僕的には横から見たときのこのソール! トウのジグザグにエクストリームなエッセンスがあって、今見てもやっぱりカッコいいと思います」(小澤)
スケートボードだけでなく、BMXなどのアクションスポーツ愛好家にも支持されたアディマティック。当時のエッセンスを再現することにこだわった今回の復刻は、往年のファンから若者層まで虜にすること確実。特にアウトソールはフラットなラストに、アイコニックな溝の入り方を忠実に表現した。オリジナルカラーのグリーンの展開もある。
02:adidas Originals|CAMPUS 00S
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「2000年代前半にオーセンティックモデルをスケート仕様にするムーブメントがありました。それを経験した人が今、作り手になっているから、こうしてリバイバルしているんでしょうね。しばらく離れていましたが、今のファッションにはこういうファットなシューズがしっくりくるので、また履きたい気分に。キャンパスは水色と白の配色がいちばんの憧れで、フランス製は高嶺の花でした。当時の水色とは少し雰囲気が違いますが、これはヒストリーを感じる配色だと思います」(小澤)
1983年にバスケットシューズとしてデビューし、ストリートで愛されるキャンパス。このキャンパス 00sは、オリジナルのカレッジスタイルの配色にヒネリを加え、遊び心のあるボリュームで鮮度をUP。レザーアッパーだが、パーツなどにリサイクル素材を使用している。
03:adidas|Pro Model 2G Low
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「プロモデルはアディダスを代表するスニーカーのひとつ、スーパースターよりも歴史あるバスケットボールシューズです。過去には復刻モデルも登場していますがこのプロモデル 2G ローは、新しいテクノロジーBounceミッドソールを搭載したアレンジバーション。シボ革風のアッパーにエナメルのスリーストライプスという2000年代初期のムードが、注目のY2Kな印象です。王道モデルを新しいデザインでつくっても、どこか親しみのある表情に仕上げるのがアディダスは得意。スマートなダッドシューズという感覚でUOMO的なスタイルに取り入れるのもありだと思います」(小澤)
オールドスクールを代表するプロモデルに、モダンな機能を搭載。リアルなシボ感を表現した合皮アッパーにラバートゥのシェルがアイコニック。白×黒の2トーンにエナメルの素材感が旬のアクセントを添える。軽快な履き心地も特筆。
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