定番の真っ白や真っ黒のスニーカーもいいけれど、今、注目したいのはニュアンスのあるスモーキーなカラー。白よりちょっとだけグレイッシュだったり、クリームからトープのようなベージュ系の温かみのあるカラーが気分だ。デイリーな着こなしにも取り入れやすく、トレンド感も取り入れられる一足を、秋に向けていち早く手に入れておきたい。
01:adidas|STAN SMITH EXCLUSIVE for URBAN RESEARCH
アイコンスニーカーとして絶大な人気を誇るスタンスミスに、新たな定番になり得るカラーをまとった1足が誕生した。それが、アーバンリサーチがアディダス オリジナルスにスペシャルオーダーしたモデルだ。
一から色出しを行なったというこだわりのカラー「トープ」は、そのスモーキーな色合いがシックかつラグジュアリー。ニュートラルなカラーなので、合わせる服を選ばない汎用性の高さも魅力となっている。
アッパー部分のサイドロゴをなくし、「STAN SMITH 80s」を彷彿させる洗練された印象に仕上げている点や、アディダスが掲げる「プラスチックゴミ ゼロの未来へ。」に向けて、一部にリサイクル素材を使用している点にも注目。
02:PUMA|SUEDE VTG GTX
1968年に登場して以来、50年以上にわたって愛され続けているプーマ スウェード。いろいろなシリーズが展開されているが、スウェード VTGはセメント製法でつくられる、80年代の旧ユーゴスラビア製造モデルを復刻したシリーズだ。今作は氷河からインスピレーションを受けたホワイトカラーに、GORE-TEXテクノロジーを採用した新作「ゴアテックス コクレクション」からの一足。
ニュアンスのあるややグレーがかったホワイトに、グレーのプーマラインがスタイリッシュ。ヒールサイドやメッシュのタンにあしらわれたGORE-TEXロゴが、名品をモダンに見せる。防水透湿のGORE-TEX仕様で、アッパーには雨水を弾くウォータープルーフスウェードを採用。リフレクター入りの丸紐のほか、通常の平紐も付属。
03:REPRODUCTION OF FOUND|GERMAN MILITARY TRAINER “4700GFS”
ハイブランドが定番として取り上げていることもあって、ファッションシーンで根強い人気を誇る「ジャーマントレーナー」。80年代のドイツ軍のトレーニングシューズを現代的にモディファイして展開するリプロダクション オブ ファウンドは、スケートボーディング仕様も手がけている。従来のオールスエードに加え、軽快に履けるキャンバス×レザーのグレーカラーが新たに登場。
アッパーはイタリアの老舗ファブリックメーカーの高密度ツイルとイタリアンスエードのコンビネーション。履き口とタンに肉厚なパッドを入れて、スケーターシューズらしいファットな印象に。天然ゴム含有率85%以上のラバーによるヴァルカナイズソールと、クッション性抜群のEVAインソールで履き心地も快適。ライニングとインソールには抗菌・吸湿速乾性に優れた高機能ファブリック「ドライベスト」が採用されているのもうれしいポイントだ。
04:Marbot|OXFORD SNEAKERS
100年以上の歴史を持つフランスの老舗シューズメーカー「マルボー」。 21世紀に入りブランドは途絶えてしまったが、「フット・ザ・コーチャー」の竹ヶ原敏之介氏のもと2022年秋冬シーズンより再始動。記念すべき再始動後初のリリースは、トラディショナルな内羽根タイプの「OXFORD SNEAKERS」とホールカットアッパーデザインを採用した「HOLECUT SNEAKERS」の2型がラインナップ。
両モデルともフランス軍のトレーニングシューズをモチーフにしてデザインされており、スクエアに近い独特のトウや当時のデザインのままのクラシカルなソールが特徴。クリーム色とブラックのカラーコントラストも印象的で、シンプルながらも細部にこだわりの詰まったデザインは、まさに大人にふさわしい。
05:Adidas Originals|OCAMPUS 00s
アディダス オリジナルス(Adidas Originals)の新モデル「キャンパス 00s(CAMPUS 00s)」がスニーカー愛好家の間で話題だ。同モデルは、80年代にバスケットボールシューズとして誕生した「キャンパス(CAMPUS)」を、2000年代初頭を彷彿とさせる独創的なシルエットにアップデートさせたもの。
「キャンパス」の象徴である上質なスエードアッパーにクラシックなデザイン、伝統を継承するオフホワイトのミッドソールは健在。特徴的なのは、存在感のある厚いシュータンと太めのシューレースに大胆にアレンジしたこと。シックで大人っぽいグレーと遊び心あふれるシルエットのミックスが魅力的だ。00年代を思い返して、あの頃のファッションで楽しもう。