夏の⾜元を爽やかに演出してくれる⽩スニーカー。清潔感が⼤切なアイテムだから、常に最新のモデルにアップデートしておきたい。⼈気の10ブランドからおすすめをピックアップした。
【最新】2022年夏の⼀押しはこの⼀⾜︕
LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトン Louis Vuitton and Nike “Air Force 1” by Virgil Abloh Plain Calf Leather White (Mid&Low)
伝説だらけの激レア白スニーカー
米国2大ブランドの矜持が見事に共振した傑作ラグジュアリースニーカー。「ルイ・ヴィトン」のメンズ アーティスティック・ディレクターを務めていた故ヴァージル・アブローが2021年6月のパリコレで発表したコラボ「エア フォース 1」が、満を持して翌年の2022年7月19日に発売された。ナイキ社の工場ではなく、伊・ヴェネツィアのフィエッソ・ダルティコにある「ルイ・ヴィトン」のシューズアトリエで製作された全9型がラインナップ。ミッドカットとローカットのホワイトが人気を博した。カーフレザーを贅沢に使用したアッパーにモノグラムのエンボス加工が施され、陰影まで美しい。
人気ブランドの新作白スニーカー10選
GUCCI|グッチ adidas × Gucci Gazelle
アディダスの名品「ガゼル」をトリコロールで上品に
ファッションシーンで大きな話題を呼ぶ、ハイブランド×名品スニーカーのコラボレーション。グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが選んだのはアディダス オリジナルスの人気スニーカー「ガゼル」。トレフォイルとグッチのロゴが要所にあしらわれ、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出す。ネイビーのスリーストライプス、レッドのバックタグと全体をトリコロールカラーでまとめているのが印象的だ。
NIKE|ナイキ Air Force 1 ’07 LX VTG
ユニークなジェルスウッシュのヴィンテージ仕様
1982年に誕生して、今年40周年を迎えたエア フォース 1。バスケットシューズとして生まれ、ファッション、音楽、スニーカーカルチャーに絶大な影響を与えたこの定番には、2,000以上のバージョンが存在するそうだ。メゾンを筆頭にコラボレーションのオファーも絶えないが、インラインにもユニークなデザインがラインナップされている。そのひとつがこのジェルスウッシュバージョン。通常はヒールまで届くスウッシュがアッパーの上についているが、今作は通常のハーフサイズの半透明プラスティックスウッシュが埋め込まれているのだ。ソールは日焼けしたような黄ばみのあるヴィンテージタイプ。トウパートにもチビスウッシュの刺しゅうがあしらわれ、実に気の利いた白スニーカーに仕上がっている。ベストセラーとして君臨するトリプルホワイトでは物足りないという人に、ジェルスウッシュはおすすめ。
PUMA|プーマ SUEDE VTG GTX
アイコンスニーカーがオールウェザーなGORE-TEX仕様で
1968年に登場して以来、50年以上にわたって愛され続けているプーマ スウェード。いろいろなシリーズが展開されているが、スウェード VTGはセメント製法でつくられる、80年代の旧ユーゴスラビア製造モデルを復刻したシリーズだ。今作は氷河からインスピレーションを受けたホワイトカラーに、GORE-TEXテクノロジーを採用した新作「ゴアテックス コクレクション」からの一足。ニュアンスのあるホワイトに、グレーのプーマラインがスタイリッシュ。ヒールサイドやメッシュのタンにあしらわれたGORE-TEXロゴが、名品をモダンに見せる。防水透湿のGORE-TEX仕様で、アッパーには雨水を弾くウォータープルーフスウェードを採用。リフレクター入りの丸紐のほか、通常の平紐も付属。
adidas Originals|アディダス オリジナルス adidas Originals for RHC Ron Herman|SUPERSTAR
よりクリーンな印象になった「大人のスーパースター」
シェルトゥを見ればそれだけでスーパースターとわかるアディダス オリジナルスの傑作。王道の白×黒配色はカルチャー感が魅力だが、クリーンに見せたいときにはオールホワイトが頼りになる。タンやヒールのロゴも型押しのミニマルなルックスで、合せるスタイルを選ばない。RHC ロンハーマン初となるエクスクルーシブは、サイドロゴとインソールにネイビーをあしらうことで、洗練されたムードをプラス。アッパーに50%以上のリサイクル素材、アウトソールにリサイクルラバーを採用するなど環境に配慮しながら、風格はそのままに名作をアップデート。レディースからメンズまで対応する幅広いサイズレンジだから、パートナーとおそろいで履くのも悪くない。
Reebok|リーボック Reebok × BEAUTY&YOUTH|CLUB-C LTR
チャコールグレーが冴えるミニマルなクラブシー
1985年に誕生し、35周年の2020年から定番として展開されているクラブシー。リーボックの人気コートシューズとして君臨する。タイムレスなデザインはもちろん、足なじみのよいガーメントレザーのアッパーにファンも多い。オリジナルカラーはホワイトベースにネイビー×レッドロゴだが、ビューティ&ユース別注は、ロゴやヒールパッチ、ソールのアクセントカラーをチャコールグレーで統一。白×黒ほどコントラストがなく、オールホワイトよりもアクセントが効いたマイルドな万能スニーカーに仕上げた。夏の着こなしに抜け感がほしいとき、ジャケパンをカジュアルに見せたいとき、このクラブシーなら間違いない。
New Balance|ニューバランス CT300 WB3
1970年代のシンプルなコートシューズが今また新鮮
1970年代に軽量なテニスシューズとして発表されたCT300。今季はコム デ ギャルソン・オムとのコラボもあって、おしゃれ通からも一目置かれるスニーカーに。夏に活躍してくれるのは、ブルーのアクセントカラーがさわやかなホワイト。メッシュ、スムースレザー、スエードのコンビネーションが白を立体的に見せ、スポンジ剥き出しのシュータンがレトロなニュアンスを添える。ルックスはクラシックながらクッション性と軽量性をアップデートしたソールユニット、履き口にはパッドを入れ、履きやすいフォルムにもこだわった。シュッとしたデザインはショーツスタイルの足元にもおすすめ。パートナーにも教えたくなる、ユニセックスなサイズ展開もうれしい。
visvim|ビズビム CORDA LO-FOLK
上質な素材を使用して革靴の製法でハンドメイド
フットウエアからスタートしたビズビム。靴づくりへの造詣は深く、デザインやフォルムはもちろん、製法や履き心地にも定評がある。今年の新作として登場したコルダ ロー フォルクは、テニスシューズをベースにしたベルクロストラップのレザースニーカーだ。アッパーはベジタブルタンニンなめしのイタリア製ホースレザーと、イギリス製牛革のコンビネーション。カップ型に縁がせり上がったカップソールに、太く丈夫な糸を使って手で縫合して完成させる。アッパーとソールの間にできる数ミリの隙間に、天然のコルク素材を敷き詰め、透湿性にすぐれた蒸れない構造を実現した。スニーカーではなく革靴の製法を用いてつくられているから、履くほどに足の形になじみ、経年変化も楽しめる。ソール交換も可能で、長きに渡って愛用できるのもうれしい。ベースはオフホワイトレザー、タンとヒールにカラーレザーや刺しゅうのあしらいが。タンにはブランドネームもあしらわれ、ほどよいアクセントになっている。グリーンとイエローのほか、オールホワイトの3色展開。
VANS|ヴァンズ OLD SKOOL 36DX
永久定番をオールホワイトレザーでプレミアムに
ヴァンズの定番としておなじみの「オールドスクール」は、1977年のデビュー当時「スタイル36」と呼ばれていた。そのオリジナルに敬意をこめたコレクションが「36DX」だ。カリフォルニア州アナハイムにあるファクトリーで製造されていたオリジナルモデルのディテールを踏襲しつつ、インソールには低反発のウルトラクッシュソールを使用してスペックをアップデートした“Anaheim Factory Collection”(アナハイム・ファクトリー・コレクション)からの一足。サイドに“ジャズストライプ”の愛称で知られるヴァンズのアイコンがあしらわれた、記念すべき初代モデル。スケーターの象徴だけではなく、今やローテクスニーカーの永久定番的存在になった。光沢のあるスムースレザーのオールホワイトは、ミニマルで万能。カジュアルだけでなくドレッシーな着こなしにもマッチする大人のスニーカーに。
REPRODUCTION OF FOUND|リプロダクション オブ ファウンド GERMAN MILITARY TRAINER “4700GFS”
スケーター仕様ジャーマントレーナーがキャンバス素材で
ハイブランドが定番として取り上げていることもあって、ファッションシーンで根強い人気を誇る「ジャーマントレーナー」。80年代のドイツ軍のトレーニングシューズを現代的にモディファイして展開するリプロダクション オブ ファウンドは、スケートボーディング仕様も手がけている。従来のオールスエードに加え、軽快に履けるキャンバス×レザーが新たに登場。アッパーはイタリアの老舗ファブリックメーカーの高密度ツイルとイタリアンスエードのコンビネーション。履き口とタンに肉厚なパッドを入れて、スケーターシューズらしいファットな印象に。天然ゴム含有率85%以上のラバーによるヴァルカナイズソールと、クッション性抜群のEVAインソールで履き心地も快適。ライニングとインソールには抗菌・吸湿速乾性に優れた高機能ファブリック「ドライベスト」が採用されているのもうれしいポイントだ。配色の異なるブラック、ネイビーのバージョンもある。
PUMA|プーマ SLIPSTREAM LO RETRO
王道じゃないほうの“ホワイト”レトロバッシュの決定版
スニーカー通に支持されるプーマが、1987年に発売したバスケットボールシューズ。サイドにあしらわれたSLIPSTREAM(スリップストリーム)のモデル名も印象的。当時最新鋭のクッショニングテクノロジー 、“ANTI SHOCK SYSTEM(アンチ ショック システム)“を搭載したことでも話題を呼んだ。80年代のレトロバッシュが全盛の今年、現代風にリスタイリングされて登場。バッシュファンの間でも脚光を浴び、コラボモデルも登場しているが、大人っぽく履くならオールホワイト。ANTI SHOCK SYSTEMの刻印が施されたヴィンテージスタイルのソールや、スウェードのオーバレイが奥行を生み出す。もちろん、合せる服を選ばない万能スニーカーというのは言わずもがな。
adidas Originals|アディダス オリジナルス STAN SMITH PARLEY
リサイクル素材で輝きを増すモダン「スタンスミス」
1970年代にテニスシューズとして登場し、世界中で愛される不朽の名作。アディダス オリジナルスを代表するスタンスミスに、2021年からリサイクル素材を使用したのはエポックメイキングな出来事だった。最近では海洋環境保護に取り組む、Parley for the Oceans(パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ)とのコラボも登場している。ヒールロゴにかわって縫いつけられたナイロンテープが象徴的だ。リサイクル素材を使用しながら、あらゆるディテールをアップデート。コルクを使用したインソール、BOOSTドロップインミッドソールで快適な履き心地も実現した。クラシックなルックスはそのままだから万能スニーカーとしてはもちろん、環境保全に貢献できる一足としても選択肢に加えたい。
※掲載している情報はオリジナル記事作成時のものです。価格改定や売り切れの場合があります。
「大人が選ぶべきスニーカー」をもっとみる