今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。10月前編はゴアテックス仕様のインスタポンプフューリー、アムステルダムの人気レーベル、パタ×ナイキ エア マックス 1など話題作が登場。
01:Reebok|INSTAPUMP FURY X GTX
ゴアテックス仕様の冬に履きたいインスタポンプフューリー
「インスタポンプフューリーはプラッダー(空気室)とブーティの重なり合うサイドが開いているのが特徴ですが、これはゴアテックス搭載の冬用ブーツということもあってサイドは開いていません。『ポンプは冬に履くと寒い』という僕のイメージを払拭するデザインです。ヒールのフォルムも構築的で、モードなスタイルのアクセントにも向いている。ファッションとして履けるスニーカーですよね」(小澤)
快適性に特化したゴアテックス インフィニアム™ サーミアム™ プロダクトテクノロジーを採用。オリジナルの構造を採用しつつブーツのようなハイカットアッパーに。ポンプボールを甲からサイドへ移動し、着脱しやすいジッパーをフロントに備えた。つま先には特殊な保温シートを搭載し、ウィンターシーズンの足もとを快適に保つ。
02:NIKE|AIR MAX 1 / P
コラボの醍醐味ともいえるパタならではのアレンジ
「このコラボは“ウェーブ”というのがデザインのコンセプトで、エア マックス 1のマッドガード部分を波型にしています。単に素材や配色を変えるだけではなく、ディテールをいじっているのが僕はいいなと思いました。シンプルな2トーンの配色だから波型でも子どもっぽく見えない。パタはアムステルダムでスニーカーからスタートしたストリートレーベルだけに、これぞコラボの醍醐味という仕上がりです」(小澤)
2004年にアムステルダムでブランドとスニーカーブティックを同時にスタートさせたパタ。これまでにもエアジョーダン7、エアマックス90/95のコラボを手がけた実績があり、世界のナイキファンから注目されている。今回のエア マックス 1はトウサイドにスモールスウッシュを刺しゅうで配しているのも印象的。
03:PIEVE|SUEDE SNEAKER
ストリートテイストも感じるドレッシーなスニーカー
「シップスで見つけた、ジャケパンにも合わせられるドレススニーカーです。ドレス畑の人が手がけるミニマムなスニーカーは、ストリート畑からファッションに入った僕には響くものが少ないんですが、これは違いました。ノーズの長さやトウの幅感、履き口の丸みなど、今のスケートシューズのような雰囲気があって、得難い一足に仕上がっています」(小澤)
ピエーヴェはイタリアで企画され、フランスの高級スニーカーブランドの製造を担っていたポルトガルの工場で生産されるシップス限定のブランド。変化する昨今のビジネススタイルに対応できるシューズを「ミドルプライス、ハイクオリティ」で提案する。ソールまでブラックのワントーン、上質なスエードにゴールドのロゴもクラス感があって上品。
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シップス 銀座店 TEL:03-3564-5547
リーボック アディダスお客様窓口 TEL:0570-033-033
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda