スニーカーはファッションでありながら、時に投資の対象にもなり、そして自分の過去を懐かしむためのツールにもなり得る。2000年前後のモデルが再びトレンドの渦中になった市場の中から、課金すべきスニーカーを選んでみた。
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小澤匡行 Masayuki Ozawa
連載「東京スニーカー氏」でお馴染み。今回集まった数十足は、最新鋭から“世代”なものまで幅広く、興味津々。果たして、どれに課金するのか…?
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12000年代の名品をアレンジ。¥26,000/サッカニー×ホワイトマウンテニアリング(ホワイトマウンテニアリング)
22007年のモデル。配色センスが抜群。¥16,000/リーボック(リーボック アディダスお客様窓口)
3ストイックなグレーが好印象の「WAVE RIDER 10」。¥14,000/ミズノ(ミズノお客様相談センター)
4キコ・コスタディノフが監修。¥16,000/アシックス(アシックスジャパン お客様相談室)
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色鮮やかなランニングシューズで
「おしゃれと健康に課金」
アシックスの調べによると、コロナ禍で世界のランニング人口が62%増加したようです。僕もその一人。ランだけでなく公共交通機関を避けて歩くようになり、今まで以上にランニングシューズを普段履きしています。気になるのは2000年代のデザイン。当時は引き算よりも足し算のマインドで、配色もパーツ使いも派手志向。ホワイトマウンテニアリングが別注したサッカニーの「グリッド ウェブ」はその象徴です。そしてキコ・コスタディノフがアシックスの一部のインラインを監修することになりました。彼のセンスのルーツもこの年代なので注目です。
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Photos:Yoshio Kato
Stylist:Takeshi Toyoshima
Illustration:Yunosuke Yoshifumi Takeda
Text:Masayuki Ozawa
Stylist:Takeshi Toyoshima
Illustration:Yunosuke Yoshifumi Takeda
Text:Masayuki Ozawa