UOMO5月号の表紙を飾ってくれた瑛太さんにウェブ限定インタビュー。俳優のファッション観、そして日本中に衝撃を与えた「少年A」をモデルにした映画『友罪』について、誌面未掲載のアザーカットとともに紹介する!
「服って気持ちの切り替えにはとても大事です。例えば撮影が終わったときは、やっぱり開放されたいって思いもあって、ゆとりのある普段着に戻ったり」。
日々の仕事の緊張感と服がもたらす「ゆとり」。その意義を語ってくれたのは、UOMO5月号カバーモデルとなった俳優・瑛太さん。表紙ではジル・サンダーのテラコッタカラーのビッグシャツを、巻頭特集では、マルニのブルーのシャツをリラックスして着こなした。
「このブルーのオーバーサイズのシャツはワークウェアにも見えるんですけど、素材にはすごく品がある。胸のポケットの大きさもいいなと思う。ブランドのシャツには作る側のこだわりを感じますね」。
UOMOの撮影はドラマ収録のちょっとした合間。忙しい日々を送る瑛太さんだが、5月には新作映画『友罪』の公開を控えている。瑛太さんが演じるのは、過去に殺人を犯した青年。そのモデルになったのは、90年代に日本中に衝撃を与えた「少年A」だ。
「彼の手記も読みましたが、自分の中でどこか肯定と否定生まれたんです。けして否定だけではなかったというのが、今回演じるうえで意味があるんじゃないかと感じました。彼には彼なりの問題が小さい頃からあって… それは彼自身が作り上げたストーリーなのかもしれないけど」。
作品の指揮を取ったのは、瑛太さんが出演した「64 –ロクヨン-」でもメガホンを取った瀬々敬久監督だ。
「ただの事件性やストーリー展開より、何を伝えたいのか。瀬々さんが何をもってこの映画を撮りたいのかも気になっていたところでした。実際にできあがったものを観ても、やはりこれは賛否が生まれる問題作ではあるんじゃないかと。いまいろんな日本映画がありますけど、この作品は基本的にトーンは低く、暗い。でも、観てくれたお客さんが『友罪』というタイトルにある『友情』ってなんなんだとか、『罪』はどう償っていくべきなのかとか、心の中にそういう余韻が残すエネルギーが映像にすごく入り込んでいる気がするんです」。
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