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プロテイナーYUSUKEが筋肉の素晴らしさをひたすらアピールする連載。今回は燃えたぎる闘志を抱えてレジェンド選手HAYATOこと三宅裕二会長が主宰する本格的なキックボクシングジムへ。
先々月号で竹原慎二さんと壮絶に殴り合い、というかボコられてからオレの闘志は燃えたぎったまま。ああ、なんか殴りてえ。そんなときに先輩からすすめられた「キックボクシングでもやってみたら?」。もちろんやる以外の選択肢が見当たらない。
向かった先は学芸大学にあるHAYATO GYM。レジェンド選手HAYATOこと三宅裕二会長が主宰する本格的なキックボクシングジム。不安が込み上げてくる。オレよりも動けなさそうなバディのおすしを連れてきて正解だった。
早速ストレッチから縄跳び、基本的なシャドーを教わり、メインのミット打ちに。そこでハイキックのアドバイスが。「ハイキックは軸足が大事なんです。軸足は踵ではなく爪先に重心をおく。そして蹴り上げる瞬間に、相手に対して軸足の踵を90度真横に返してみてください」。言われるがままにやってみたら…パァアン!と快音が鳴り響いた。え? 今の、オレのキック?
気持ちよすぎる! しかし2分間のミット打ちは想像以上にハード。普段ストレッチをいっさいしないせいか、脚はもうどこかの筋が切れそうだ。せっかくノってきたのに。
帰ってからもオレの興奮は収まらない。マジで通おう。ってかプロ目指すか? 気合十分で調べてみたのだが、三宅さんが現役を引退したのはオレと同じ31歳、ジムをオープンしたのは翌年のこと。なんかいろいろと間に合ってなかった…。
キックボクシング HAYATO GYM
元キックボクシング選手HAYATOこと三宅裕二さんが主宰するジム。プロの育成から運動不足解消やダイエット目的まで多数のレッスンを用意。学芸大学、都立大学、自由が丘にジムを構える。いちばん多い会員は30代の男性だとか。
※UOMO2022年1月号掲載。内容は本誌発売当時のものです。
室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。