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プロテイナーYUSUKEが筋肉の素晴らしさをひたすらアピールする連載。今回は弱点であるベンチプレスを伸ばすべく、日本一の力持ちであるパワーリフティング界のスーパーレジェンド 三土手大介さんにコツを聞いてみた。
突然ですが、オレはプロテイナーとか名乗っておきながらベンチプレスが弱い。3年くらい筋トレしてるし、テクニック動画もたくさん見ているのに…。こうなれば、日本一の力持ちにコツを聞きに行くしかない。
向かったのは「ノーリミッツ」。この名前だけでトレーニーなら筋肉がブルってるはず。そう、日本人で初めてベンチプレス300㎏を挙上したレジェンド、三土手大介さんのいるジムだ。実物の三土手さんは…見たことのない身体の厚みをしている。これは信頼できる。早速オレの悩みを吐露すると「テクニック系の動画は見ないでください」と一声。マジか。ベンチプレスの再生リストを作るくらい見まくってたのに…。氏曰く、人それぞれ身体の動かし方のタイプが全く違うので、動画で解説している人と自分のタイプが違えば合わないどころかけがにもつながるとのこと。
そんな三土手さんは、人の自然な身体の使い方を4つに分類した「4スタンス理論※」を教えてくれた。A1、A2、B1、B2と4タイプある中でオレはどうやらB2タイプ、例えばバーベルを持つ手の指先を内側に、バーベルの持ち幅は少しだけ広めにする…それが自分に合った持ち方なのだそう。
早速習ったことをバーベルにぶつけると…え、軽いっす! もしかしてこれまでの筋トレはきいていたのではなく負担がかかっていただけなのかも…。こうしちゃいられん。筋肉が冷めないうちに、まずはYouTubeの小手先再生リストを抹消し、三土手さんの記録を目指す! あと280㎏必要だが…。
ノーリミッツ代表三土手大介さん
パワーリフティング界のスーパーレジェンド。ベスト記録はスクワット435㎏、ベンチプレス360㎏、デッドリフト320㎏と日本人で初めて3種目合計1トンを超えた異次元のパワーリフター。現在はジム「ノーリミッツ」を運営。
※UOMO2021年12月号掲載。内容は本誌発売当時のものです。
室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。