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マンガを読む
プロテイナーYUSUKEがひたすら筋肉の素晴らしさをアピールする連載。今回は筋トレ不足に悩むオレが会社でのトレーニングを検証。果たして誰にもバレずにさっそうとパンプアップさせることはできるのか!?
調子がいいときは週6でジムに通っていたオレ。もちろん部位は変えながらという筋トレのお約束は守りつつ。が、最近仕事が忙しくてジムに行けていない…。このままではライバルたちに差をつけられてしまう。かくなるうえは…“会社トレ”。これしかない。ポイントは①編集部の連中にバレず、②仕事と並行してできるってこと。これさえ守っておけば怒られないっしょ。
まずは座ったままできる簡単なものから! 腹筋から力が抜けないように脚を浮かせて上下に動かす。これはよほど激しく動かなければバレないので楽勝だ。怠け切った腹がもっと痛めつけてくれと歓喜の悲鳴をあげている…。お次は空気椅子。そんなの簡単、と思ったあなた! こう見えてめちゃくちゃキツくて30秒もやれば腿が焼けつく。耐えながら、さも仕事に集中してます感を出していきましょう。さすがに気づかれるかと不安になったが、編集部は平常運転。平和ボケした連中だ。まだいけそうなので、腕もやっちゃいましょ! 腕を太くする上腕三頭筋狙いで、お尻を椅子の前に出して手の力だけで身体を上下に動かす。これは普通にジムでもできる本格的な種目。負荷が足りなくなったら後輩を重り代わりに太腿にのせてもいい。っておいおい、これでも編集部の連中は見向きもしない…本格的におかしなやつらなのか?
もうこうなってくると、むしろ気づいてほしい。ラストを飾るワイドプッシュアップこと腕立ては派手にいくぜ! ちょいと動きも大きめに、椅子も2脚使っちゃったりして。ここまですれば、のんきなやつらも見て見ぬふりはできないだろう。さあ、早く突っ込んでくれ。さあ!
地味すぎるが超絶ハードな空気椅子
誰もが聞いたことのある空気椅子。その地味な見た目から「余裕そうじゃん(笑)」などとレッテルを貼られがち。だが、一度やってみれば30秒ともたずに崩れ落ち、足腰の老化を感じずにはいられなくなる筋トレ界の門番的存在。
※UOMO2021年6月号掲載。内容は本誌発売当時のものです。
室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。