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プロテイナーYUSUKEが筋肉の素晴らしさをひたすらアピールする連載。第3回は忘年会での余興を仕込みに、フライパン曲げ元ギネス記録保持者に弟子入りしてきた! 果たして忘年会には間に合うのか!?
2020年も忘年会の季節がやってきた。毎年余興を任されがちな俺。前回のドラえもんのコスプレもそこそこウケたが、今回はプロテイナーらしく筋肉を駆使したネタで臨みたい。そこで再び勝手に弟子入りを敢行することに。今回の師匠は一分間フライパン曲げ元ギネス記録保持者の筋肉コミュニケーション研究家、ジャスティス岩倉氏。そう、今年の余興はフライパン曲げだ!
いざお願いすると、おもむろに胸の前に掲げたフライパンを「全集中!」のかけ声とともにフン!とひと息でペットボトルサイズに丸めてしまったジャスティス師匠。すごい! これができたら絶対ウケる! そう確信した俺は同じようにやってみるが…硬え。ちょっとしか曲がらん。師匠曰く「ちょっと鍛えてる人ならそのくらいですかね」。チッ…、そんなんじゃプロテイナーはダメなんだよ! 何かコツがあるはずと聞くと、「これはパフォーマンス用の曲げ方で、力の入れやすい曲げ方もあるんです」とのこと。それを早よ言わんかい!
まずフライパンを抱え込むように持ち、上半身と太腿で両手を上下から押し込むように一気に力を込める。こうすることで腕の力だけでなく全身の力を込めることができるのだという。オラァ!と試しにやってみると…あれ、そこそこできちゃった! 「おお、そこまでできるのはなかなかいい筋ですよ」とほほ笑む師匠。もちろん師匠ほど完璧ではないが、酒の入った忘年会ではこの程度でも十分だ。現時点でこの出来なら、忘年会まで毎日曲げまくれば師匠のようにペットボトルサイズにできるのでは!? ならばあとは練習あるのみだ。編集部の連中が歓喜に沸く姿が目に浮かぶぜ…。
筋肉コミュニケーション研究家のジャスティス岩倉氏
一分間フライパン曲げ元ギネス記録保持者。今なお世界一に返り咲こうと日々トレーニングに打ち込む真のトレーニー。特技は素手での軽自動車解体。握力90㎏、ベンチプレス200㎏、デッドリフト250㎏と、圧倒的な筋量を誇る。
※UOMO2021年2・3月合併号掲載。内容は本誌発売当時のものです。
室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。