2023.11.24
最終更新日:2024.03.08

室木おすし「プロテイナーYUSUKE」第2話/「誰よりも強くなりたい…腕相撲が!の巻」【UOMOマンガ】

プロサウナーSHOW & プロテイナーYUSUKE
1
/
1

スワイプで前後のページに進みます

前後のページへ進みます

画面全体に拡大します

元のサイズに戻ります

マンガを読む

第1話が全国のマッチョからマッチョ予備軍にまで大反響を呼んだ(?)、“プロテイナーYUSUKE”が筋肉の素晴らしさをアピールする連載。第2話は男なら誰しもが強くなりたい腕相撲の修業に行ってきた!

室木おすし「プロテイナーYUSUKE」第の画像_1

 オレは腕相撲が弱い。どれくらい弱いかというと、以前メンズノンノというファッション誌に在籍していたとき、専属モデルと腕相撲をして女性のようにか細い腕の連中に秒殺されたくらい弱い。しかしプロテイナーを名乗る以上、このままではまずい。修業のため、アームレスリング界のレジェンドに弟子入りすることにした。


 迎え入れてくれた近藤忠選手は笑顔光るナイスミドル。しかし、その腕は控えめに言って「丸太」。これはただ者じゃない…。近藤選手曰く腕相撲は腕や背中も大事だが、指を鍛えることがかなり重要なのだそう。まずは3キロのダンベルを指でつまんで上下に動かすというシンプルなトレーニングから始まった。3キロなんて余裕やん?と持ってみたものの…なんだコレ? 異常にキツいんですけど。指の間から滑り落ちそうになるダンベルを落とさぬよう力を込めると、指と指の間の未知の領域がつりそうになる。これだけで前腕は燃えるように熱くなってきた。


 続いて指をひっかけての懸垂。懸垂には自信があったがこれはまったくの別物で、ぶら下がるのがやっと。身体を持ち上げようとすると指に全体重がかかってちぎれそうになる…。しかし早速きいてきたようだ。このパワーアップをぜひ実戦で試したい!と無謀にも師匠にひと勝負申し込んでみた。もちろん余裕で瞬殺。だが、なんとなく腕相撲のコツはつかめた。まずは編集部で毎日レッドブルばかり飲んでブーストをかけている後輩N林を相手に試したる!と息巻いて帰ったが…翌日から1週間、右腕が張り裂けるような強烈な痛みに襲われ、パソコン作業すらまともにできなかったのだった。

室木おすし「プロテイナーYUSUKE」第2話/「誰よりも強くなりたい…腕相撲が!の巻」_イラスト

アームレスラーの近藤忠選手

アームレスラーの 近藤忠選手

日本選手権を9回制覇。世界大会では最高成績2位を誇る名実ともにアームレスリング界のレジェンド。「筋肉サプリ工房」というサプリメント会社の代表取締役を務めるビジネスマンとしての一面も。


※UOMO2021年1月号掲載。内容は本誌発売当時のものです。


室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。

 

RECOMMENDED