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当代きっての熱波好きたちは、サウナの未来をどう見据えているのか!? オンライン会議で導き出されたその答えは、ステイホームを乗り越え来るべき“ステイサウナ”時代の到来だった!
人気サウナのオーナー、サウナイベントの仕掛け人、言わずと知れたサウナ大使という面々でサウナサミットが開幕!
カツキ 僕はですね、約1カ月半の自粛期間中にサウナ施設がどんな動きをしたかにとても注目しているんです。ずっと手をつけられなかった箇所をこの機会に修繕したり、施設自体を積極的に改装したり。「おお、ここが変わっている!」と、その変化を見つけるのも、今は新しいサウナの楽しみ方なのかな、と。
秋山 この間、ウェルビー福岡に行きましたけど、確かにめちゃくちゃ変わってました。なんとサウナ室の数が前より増えていて。お客さんはいないのに(笑)。
米田 もう半ばヤケクソですけど(笑)。でも、僕はいよいよこれからサウナの時代が来ると思ってるんです。部屋にこもる時間が増え、テレビは相変わらずネガティブな情報ばかりで、身体も凝り固まり、頭には血が上り…そうなったときに、よりシンプルに身体的な心地よさを求める人がグッと増えるはずなんです。
カツキ 抑えつけられたぶん、サウナの気持ちよさも倍増しますから。まあ、僕は我慢などせず毎日通っていますが(笑)。
秋山 なるほど(笑)。自分はホテルのプールサイドや飲食店のルーフトップで屋外サウナを企画してるんですが、苦戦している業種と手を組むことで新しいサウナの可能性が広がっていくと思いますね。
米田 もう少し世の中が落ち着いたら、ステイホームの次は、“ステイサウナ”。そんな時代が必ず訪れるはずです!
…みんな驚くほど前向きだった。お、恐るべし、サウナ脳!
SHOWのひと言メモ
サウナ=密=危険というイメージは根強いが、「きちんとしたサウナは、温度と湿度を保ちながらも、実は吸排気をしっかり心がけている」のだそう。それすなわち安全とはもちろん言い切れないが、サウナに入室したときに汗くさいニオいが気にならないかどうかなど、換気の具合をチェックしてみるのも、これからはいいのかもしれない。
サウナサミットのメンバー
(右上から時計回りに)SHOW、「サウナフェスジャパン」などのイベントを手がける秋山大輔さん、ドラマ「サ道」のヴァーチャル背景で登場したご存じタナカカツキ先生、漫画家おすし、名古屋や福岡のサウナ「ウェルビー」のオーナー米田行孝さん。
※UOMO2020年10月号掲載。内容は本誌発売当時のものです。
室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。