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マンガを読む
先月号を読んだ知人から「なんでSHOKICHIがサウナ連載に出てるの!?」と驚きの声が複数届いた。その人気たるや、さすがとしか言いようがない…。そして、ついに物語は怒濤の後半戦へ突入!
前回、自らのスマートなサウナ観を存分に見せつけてくれたSHOKICHIさん。「極端な熱さや水風呂の冷たさは追求しない」「ハードに動いた後は、無理せずお湯と水の交代浴だけですます」「喉のむくみをとるために入ることもある」。その敬虔な熱波イズムは、都内屈指の熱さを誇るアウフグースでも果たして変わらないのか!?
…という勘ぐりを胸に秘め、連れ立って入室したサウナルーム。「いや~、そこまで熱いの得意じゃないので、中段にしときます(笑)」とサラリ腰をかけたSHOKICHIさん。無理して陣取り合戦のように最上段を狙わない、その物腰の冷静さよ。そして熱波師によるアウフグースが始まると、さすがに少し熱そうなそぶりを見せるも、終了後は誰もが脇目も振らず水風呂にダイブしたい衝動に駆られる中、「今すぐ行っても混んでるので…」とけっして慌てない、急がない。汗はかいても、焦らない。そして、水風呂に入水後は「でも、久々に浴びると、やっぱり気持ちいいですね!」とサウナ愛が弾ける満面の笑み。数々の無礼なサウナマウンティングを華麗に受け流しつつ(いや、むしろ全裸のおっさんのサウナうんちくにもしっかり耳を傾けてくれ)、こちらの取材にも真摯に応じてくれる。この余裕こそが長くアーティスト界のトップを走り続ける男の実力か!
「兄さん、完敗だよ…」。まさにSauna is hot. But coolを地で行く男。EXILEのSHOKICHIさんは、噂どおり誰よりもホットでクールなプロサウナーだった!
SHOWのひと言メモ
激アツで有名な水道橋「スパ ラクーア」のアウフグースも、スマートにこなしたさすがのSHOKICHIさん。最初は大人げなくついライバル視してしまったが、熱波を浴び終えればすべてノーサイド。サウナを通じて、お互いにしかわからない熱い友情が生まれた…と一方的に思っている。SHOKICHIさん、いつかまた、どこかのサウナで!
EXILEのSHOKICHIさん
EXILEのヴォーカル&パフォーマーとして活動。自ら作詞・作曲も手がけ、ソロアルバムのリリースやソロツアーも開催。大のサウナ好きで、週5で通うというアーティスト界屈指のサウナーだ。
※UOMO2020年6・7月合併号掲載。内容は本誌発売当時のものです。
室木おすしプロフィール
イラストレーター。マンガ家。1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』に続き『プロテイナーYUSUKE』を連載。