2024.11.20
最終更新日:2024.11.20

【プロゴルファーHIKARU】第11話「欲しいのは伝説の7番アイアンだ!の巻」【UOMOマンガ】

プロゴルファー!  HIKARU
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SRIXON Z-FORGED Ⅱ IRONプロフィール画像
SRIXON Z-FORGED Ⅱ IRON

松山英樹選手がダンロップと共同開発した新形状のアイアン。芝との接触を最小限に抑えることで「卓越した安定性と操作性でショットを自在にコントロール」できるらしい。
6本セット(#5〜9、PW) ¥145,200(参考価格)/私物

 コースデビュー戦で7番アイアンを紛失。最も使用頻度が高い番手欠番で闘っていました。それではスコアも伸びるわけない。求めたのは最強の7番。使用頻度が高い=結果を最も左右する、ならば最強の7番ならスコアアップ間違いなし。クラブオーダー? そんなの初心者にできるわけがないでしょう。手っ取り早く最強を手に入れたいわけですよ。

 狙うはパリオリンピック優勝のシェフラー、準優勝のフリートウッドが使用しているテーラーメイドのタイガー・ウッズモデル。あるいはスリクソンの松山英樹モデル。最強にして伝説のクラブを手に入れる旅、いざ行かん。

 意気揚々とショップへ。だがここで衝撃の事実。7番、セット売りしかないのだ。「アイアンは同じブランドで揃えるのが主流。単体で買うなら中古ですね」と店員さん。「番手によってブランドが違うと打ち心地が変わるので、合わせたほうがいいですよ」とアドバイスまでいただいた。他のクラブはスリクソンだから狙いは松山モデル一択に。大手中古ショップの在庫状況を見るが欲している7番だけない。しかしすぐに発見した。そうメルカリで。伝説のクラブ、中古で無事ゲット。旅の時間、わずか2時間。まあエクスカリバーもマスターソードも言わば古の剣、つまりは中古だったわけですし。現代技術を駆使すればこのスピード感ですよ。

 届いた翌日、ショートコースへ行ったが絶不調。バッジがないと強いポケモンがいうことを聞かない、あの状況を思い出しました…。

【プロゴルファーHIKARU】第11話「欲しいのは伝説の7番アイアンだ!の巻」【UOMOマンガ】
イラストレーター/マンガ家
室木おすし

1979年生まれの三児の父。ペンネームである「おすし」は、寿司屋でのアルバイト経験から。単行本『悲しみゴリラ川柳』『貴重な棒を持つネコ』『君たちが大人であるのと同じく』発売中。UOMOでは『プロサウナーSHOWの熱波に焦がれて…』『プロテイナーYUSUKE』に続き『プロゴルファーHIKARU』を連載。

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