おしゃれな大人の旅先がソウルからバンコクに変わってきているらしい。そんなウワサを聞きつけ、タイのイメージが10年前から更新されていない37歳の編集部員が、円安時代でも気軽に満喫できる方法を思考&実践すべく「無課金トラベラー」として3泊5日の旅に出た。お金を出す価値のあることだけしか載っていないマニアックすぎる男のための保存版バンコクガイド。
฿(バーツ)1=¥4.4(2024年10月7日現在)、国際電話の国番号は66です。掲載情報は2024年9月末日時点のもので、予告なく変更される場合があります。
00|旅支度を知る
手荷物は預けない。
ミガル第一主義
無課金トラベルの心得「楽しみを増やしたければ、荷物を減らせ」。現地到着後、預け荷物ピック待ちの時間は最大の無駄。そのぶん、滞在時間を増やすべき。胸にフラップポケット(防犯対策)のついたシャツが街めぐりのバッグ代わり。パスポート、スマホ、取材メモ、財布すべてイン。旅のバッグは「普段使い」のショルダーバッグ一つで十分だ。
ロイヤルメールの郵便物用のドキュメントバッグに着替え、下着を収納。ここに入らないものは余分と考える。バンコクで欲しい機能は速乾性のみ。パタゴニアやミリタリーものが活躍。下着は着古したものを持っていき着ては捨てる。
機内&夜用メガネとサングラス。
充電器類。
モンベルの超軽量傘。
美容ポーチの条件は、無駄な仕切りがなくマチがあって自立すること。洗面所での使い勝手がいい。UOMO12月号の付録のA.P.C.セルフケアポーチは想像以上に使えた。空港に行く前は、手荷物検査のため透明のジップ付き袋に入れてからポーチへ(当然ボトルは100mL以下)。
液体以外のグルーミングアイテム。
機内用にボーズのノイズキャンセリングイヤホン。
01|世界一の古着マーケットを掘る
Pattavikorn Market
市街地から車で40分ほどの、どローカル&カオスな市場は右の二つに比べて観光客がまだほとんどいない穴場。それだけに、物量に対して人が少なく(なのに朝から晩まで年中無休〈笑〉)、集中できる。デニム฿50、キャップ฿10など全部安く、金銭感覚が崩壊する理想郷。
パタヴィコーン マーケット
Nawamin Rd., Khlong Kum, Bueng Kum, Bangkok
営業時間:7時〜20時 無休
TEL:098-829-9623
Train Night Market
木曜~日曜の夜だけ開かれるマーケットは台湾の夜市とは違い、個性的でおしゃれな小売り店の集合体。各店が暗黙の了解で歩道にラックを出している。チャトゥチャックより規模は小さいが貴重&高価なヴィンテージは多い。Tシャツ以外にもアウターなどが豊富だ。
シーナカリン鉄道市場
1/4 Srinagarindra 51 Rd., Nong Bon, Prawet, Bangkok
営業時間:17時〜25時
定休日:月~水曜
TEl:081-827-5885
Chatuchak Weekend Market
週末のみ開かれる超巨大マーケット。グルメや日用品まで何でもありの迷宮。古着のセクション5&6に絞って歩くのがいい。タイのお国柄でメインアイテムはとにかくTシャツ。店頭に山積みになった฿2~฿40の特価品にこそチープシックが埋まっていた。
チャトゥチャック ウィークエンド マーケット
587/10, Kamphaengphet Rd., Chatuchak, Bangkok
営業時間:9時~18時頃(店舗により異なる)
定休日:月~金曜
TEL:なし
必要なのはお金より根気だった
限られた時間であればやみくもにお店を回るより「発掘テーマ」を自分で設定すると効率がいい。今回は「編集部の後輩のための買い付け」。キャラを想像しながら選ぶと、案外すんなり選定できた。すべて一枚100円未満の衝撃!