自分がアップデートされるような、心から夢中になれる遊びは大人になっても見つけられる。それを証明するのが、43歳でミシンにハマった芸人のコカドケンタロウさんだ。コカドさんのミシン愛と作品について聞くため、自宅へ伺った。
コカドケンタロウ、一生の趣味を見つける。

ミシンを手に入れて愛着の湧く服や小物を縫う
「40歳までにロッチで冠番組をもつ夢がかなわなかったら諦めて、ほんまにやりたいことやるわ、って相方の中岡(創一)くんに言っていて。で、かなわなかった。40歳になってすぐ、夢中になれる趣味を探すために、ゴルフ、ギター、料理と、ひとつのことを一年間ずつやり続けたんです。どれも楽しい。けど、夢中までいけへんくて」
コカドさんが趣味探しを始めて数年たったとき、19歳の頃働いていた古着屋での楽しすぎる日々を思い出した。「芸人がダメだったら古着屋になろうと思っていました。それくらいファッションが好きだし、物を作るのも好きだったので」、アパレル関係の友人に相談しながらミシンを手に入れた。
「若かったら、ハマるかわからない高価なミシンは買えなかった。40歳だから巡り合えたと思います。家で電源を入れてペダルを踏んで針を動かした瞬間に、楽しいと直感。機械を触って動かすワクワク感がすごかったし、ミシンの使い方を試すために小さいバッグを作ってみたら『日常で使えるものができた』と感動して。それから毎日、ミシンの前に座っています。ショップでも服を裏返して、どうやって作っているかばかり見ています。今思うと、ミシンってお笑いのネタづくりと似ていて、『もうこれ出来上がるやん』って作品の完成が見えたときにゾクゾクする(笑)。もちろんお笑いは中岡くんと二人でつくるものだから、質の違う楽しさではあるけど、一生やり続けたいと思うところは共通してるのかも」

JUKI製 ロックミシン
¥261,800(編集部調べ)

JUKI製 職業用ミシン
¥225,500(編集部調べ)
今日は巾着を作ります
1. 生地を裁つ

2. ロックミシンで端を処理する

3. ミシンで袋の形に縫う

4. アイロンをかける

ひもを通し完成!!

「旅行に行くときに服を入れる袋が欲しいから、30㎝×40㎝の大きさで。ネプチューンの堀内(健)さんのサコッシュを作ったときに余った生地を使おう」。取材に答えながらも、丁寧かつすばやい所作で工程をこなし40分で完成。
コカドさんの作品コレクション

捨てるはずのコンビニ袋と端切れを活用した真のエコバッグ。

水着は裏地をメッシュにするなど水抜けする仕様に。

お気に入りの生地で仕立てた財布。

ホリケンさんから依頼されたフラップ付きサコッシュ。

インスタライブ中に作った座面パッド。

作った服を家族のように並ぶトルソーに着せてディスプレイ。
1978年大阪府生まれ。2005年に、中岡創一とお笑いコンビ「ロッチ」を結成。自作のアイテムと型紙を紹介する自身初の書籍となるソーイングブック『コカドとミシン』が好評発売中。