働いて約20年、若い頃より自由に使えるお金と時間が増えた。だからこそ、ただモノを買うだけの思考は一度リセットして、買い物プラスアルファの選択肢ももつと、人生後半は豊かになる。新年は、そんな価値観のシフトには絶好のタイミング。今や一生で最も楽しい時期と言っても過言ではない40代を謳歌するための「センスのいいお金の使い方」ってなんだろう? 30人の識者に聞きました!
田窪 朗(山荘 飯島)
グリーン車で登山に行き、
山小屋に泊まる
これまでは山小屋よりテント泊、時間をかけてもなるべく安い交通手段を利用する。これが登山の醍醐味だと思っていました。ただ今年は固定観念に縛られず、グリーン車で登山に行き、山小屋に泊まってみたのですが、想像以上にいいお金の使い方でした。“Time is money”とまではいいませんが、たまには快適に過ごすために、時間にお金をかけるのは大切なこと。山小屋に泊まると経験が浅い人とでも登山に行けるようになり、グリーン車を使えば帰りに寄り道できる時間と体力の余裕ができる。新たな発見や出会いが生まれてより一層、登山が楽しいです。
南 貴之(alpha.co.ltd 代表)
音楽を楽しむための空間づくり
音質も空間を構成する一つの要素。アートや家具に加えてスピーカーを収集しながら音質を探求するのが楽しい。クイックでもイージーでもないアナログな方法で贅沢に音楽を聴きたい。
Licaxxx(DJ)
ご当地グルメ巡り
出張の合間を縫ってご当地グルメをいろいろ開拓。今年、特に感動したのが、京都の老舗「いづう」の鯖姿寿司。ここ数年で、モノへの投資から経験への投資を優先するようになりました。