働いて約20年、若い頃より自由に使えるお金と時間が増えた。だからこそ、ただモノを買うだけの思考は一度リセットして、買い物プラスアルファの選択肢ももつと、人生後半は豊かになる。新年は、そんな価値観のシフトには絶好のタイミング。今や一生で最も楽しい時期と言っても過言ではない40代を謳歌するための「センスのいいお金の使い方」ってなんだろう? 30人の識者に聞きました!
かっぴー(漫画家/漫画原作者)
代行サービスで部屋の収納を見直す
家にこもって仕事に没頭していると、怠惰な大学生の部屋みたいに散らかり放題になってしまって…。そこで、部屋の収納を見直そうと一大決心。ただ、ラックを買い足したとかではなく、「収納のプロ」に片づけを依頼してみたんです。その手際や見通しは、まさに整理収納のコンサルタント。例えば、ラックに何が入っているかわかるようにネームプレートをつけて分類してもらい、乱雑だった自分の部屋が整いつつあります。けっして安いわけではないですが、自分が心地よくいられるためにお金を使っています。
岡宗秀吾(テレビディレクター)
名作チェアは張り地を替えて
新品「同様」にする
ノール社のポロックチェアというミッドセンチュリー家具。程度のいい中古のベースに革を張り替えしてもらい、ほぼ新品に! 現行の新品は約140万円。それが張り替えなら新品同様で約17万円。なんだか得した気分になりました。
佐藤佑樹(Cale ディレクター)
健康にきちんとお金をかけて予防する
40代が近づくにつれ、健康にお金をかけるように。健康診断もピロリ菌検査や腫瘍マーカー検査などの項目を追加することで予防になりますし、少し高額ですが「PET検査」といった保険診療以外の内容にもお金を使うことで、安心感が増しています。