年の瀬が近づくと話題に上る、「今年買ってよかったもの」。衝動買いしたものもあれば、悩んで悩んで買ったものも、長年好きで買い続けているものもある。センスのいい人たちがうなった2024年のベストバイを紹介します。
角打ち居酒屋「寄(よせ)」や、新たなカルチャーを発信する「Vektor shop®(ベクターショップ)」などファッションにとどまらず、あらゆる領域を手がける。
OCTAVE|プリメインアンプ 「V40SE」
「空間の豊かさは音に左右されるという考えのもと、音響機材を収集中。ヴィンテージの真空管に負けず劣らず素晴らしい音をだしてくれます。現代の音楽はもちろん、ジャズやクラシックまで幅広く表現してくれる。デザインも美しい」。
Willy Guhl|プランター
「うんちくは知らず感性で買う派。砂時計の形のプロポーションと、コンクリート材が経年変化した質感に惹かれた」。
LO|カードケースとウォレット
「ミニマルな機能美にひと目惚れ。最低限の材で折り紙のように設計されています」。
『わびさびを読み解く』|レナード・コーレン
「外国人のほうが日本を知っているとはよく言うもので『わびさび』についてつっこんだ質問をされがち。レナード・コーレンが外からの視点で、そのとらえ方を整理してくれるライトな本。純粋に面白かった」。
Apple|iPad mini (A17 Pro)
「ラフスケッチを描きながら仕事をするので、ペンタブですべてが解決されました。軽いので仕事時には必携」。
味岡伸太郎|立体作品
「ふらりと入った京都の展示で出会い、’70年代に存在したとは思えない立体の数々に衝撃を受けた。華美な彫刻でも粗野なアートでもない。無垢の素材で創造された美しさを感じる」。
Aaron Glasson|ペインティング
「平面なのに奥行きを感じるペイントがひと目で好きになり、買う前から飾りたい場所の想像もついた。アートを買うことは自分が生きている間だけ作品を預らせていただく感覚に近い」。
Topologie|ボトルサコッシュとストラップ
「ボトルなどを収納できる専用の仕切りがあって、見た目も使い勝手も優秀。健康診断でたくさん歩くよう指示を受けたので散歩のお伴に」。
岩井窯|山本教行の器
「この皿はおひたし、あの皿にはサンマ、と決まりがちだが山本さんのお皿には何をのせてもおいしいのでファンなんです。雲のような搔落牡丹の絵図も好み」。