40代乗り鉄男子のガチ旅ファッションと持ち物を調査。鉄道旅がもっと快適に、楽しくなる秘訣はどこにある?
鉄道旅ではこれを着る!
PROFILE
(株)ビームス クリエイティブ事業開発3部部長。乗り鉄として全国を周ることが生きがいだが目下の課題は家族サービスとの両立だ。
POINT 1
最初は青春18きっぷを財布に入れていたが、数年前からは出し入れしやすいパスケースに。
POINT 2
時計はSEIKOのファーストダイバー。過酷な旅を想定して安いバンドに交換している。
鉄道旅のファッションの基本はローカル線で目立ちすぎないこと
鈍行の日帰り旅行をきっかけに、30歳で鉄道旅にハマった鈴木さん。旅の装いのポイントはすぐに着脱できる軽めの上着だ。ナイロン製で暑いときは無造作にバッグに放り込むこともできる。ベストは小物の収納に役立つポケット多めのもの。薄手の上着は財布などを入れると膨らみが目立つが、インナーに収納することでスッキリとしたシルエットをキープできる。パンツはシワがつきづらい薄手のものをチョイス。同じ姿勢をキープする鉄道旅はパンツのセレクトが重要。白のインナーは汗染みが目立たず特に夏場の旅に重宝。全体的に地味な色味で統一したのはローカル線で浮かないため。それゆえ首に巻いたストールは一見地味なコーディネートのアクセントになり、温度調節にも一役買っている。足元は全天候に対応するGORE-TEXを。
鉄道旅のバッグの中身は…?
1
雨や強烈な日差しを避けるキャップはJR貨物のマーク入りで鉄道ファンの熱視線を必ず浴びる。
2
折りたたみ傘は日傘と兼用。旅先での急な天候の変化にも柔軟に対応。
3
給水用の水筒と汗拭き用のバンダナ。自販機で買った冷たい水ではお腹をこわす可能性があり、トイレがない列車に乗るのが怖いため。
4
車内でビールを飲みたくなったらこのスリーブで目隠しを。
5
旅先のコンビニで活躍するエコバッグ。移動中はゴミ入れとしても活躍。
6
温度計があれば旅先の服装の参考に。電源のタコ足は宿で活躍。
7
旅先で訪れた名所のチケットやパンフレットなどを折り曲げず保管できるトラベルポーチは、ビームスとポーターのコラボ商品。このサイズは意外となく重宝している。
8
旅先の神社の土産物コーナーで手に入れたお守りを入れるポーチ。旅の安全を祈って。
9
横長のきっぷを入れる専用ケースは検札のたびに慌てないように。常にポケットに忍ばせる。
10
全国を周る鉄道ファン必携の一冊『鉄道の旅手帖』。
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薬入れがあれば急な腹痛や頭痛なども安心。
鉄道旅の思い出の品
地方で仕事をする機会が多い鈴木さん。地産品をどう盛り上げるか、どうやって魅力を発信するかといったBEAMS JAPANの事業を担っていることもあり、鉄道旅で地方に行くとつい目についたものを購入してしまう。だが、仕事目線で購入したものより、土産物屋で売れ残っていた民芸品やレトロな喫茶店でもらったマッチなど、何てことないもののほうが思い出に残ったり、仕事のヒントになったりするという。今後の夢はスタンプ帳を手に全国にある50の灯台を巡ること。