新しい企画を出す、プレゼンを準備する…ビジネスの現場で“斬新な発想”を求められても、もう怖がる必要はありません。
『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』
松村圭一郎・コクヨ野外学習センター編
自分とは異なる文化や思考、社会の枠組みを見つめる文化人類学者たちの話は、「働くこと」をめぐる先入観から自由にしてくれる。エチオピア牧畜民の、移動による人間関係調整。パプアニューギニアで人生を左右する貝殻の貨幣。同時代のオルタナティブな働き方にハッとする。¥2,200/黒鳥社
『思考の教室 じょうずに考えるレッスン』
戸田山和久著
そもそも人間は、生まれつき論理的思考が得意ではない。だからこそトレーニングが必要なのだ!─科学哲学専門の著者は熱弁する。語彙力強化を皮切りに、バイアスを脱し、ふるわないアタマを補うノウハウが満載。豊富な練習問題と饒舌な語りが、思考のグルーヴを生む。¥1,980/NHK出版
『創造性はどこからやってくるか 天然表現の世界』
郡司ペギオ幸夫著
ネタ切れに陥ったときなどに自分が想像できない世界の〈外部〉を召喚するには、「異質なものを共に肯定し、さらにそれを共に否定」せよと、独特の議論で知られ、芸術分野の実践にも踏み出した科学者は語る。「ただ並べる」ことを端緒に未知の領域へ至る、異色のガイド。¥1,034/筑摩書房