誰かが成し遂げた大きな仕事は、未来の誰かを扇動する。気づけば張り合いがなくなった毎日に、最高のカンフル剤を。
『20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る』
合田 真著
電気の通っていないアフリカの農村で、電子マネーを用いた「新しい仕組みの銀行」をつくらんとする。その先に見すえているのは、世界中の“金融難民”の姿。人々を想った宮沢賢治の感性を胸に、道なき道を突き進む事業家による、冷静と情熱が織りなす異形の書物だ。¥1,650/日経BP
『SHOE DOG 靴にすべてを。』
フィル・ナイト著
大田黒奉之訳
「私は身を乗り出して聞いた。『何て名前だ?』/『ナイキだ』」。ギリシャの勝利の女神の名のついた誰も知らないシューズが、やがて世界に冠たるブランドに。創業者が語るヒストリーの起点が一つの「馬鹿げたアイディア」であるということが、読者を鼓舞する。¥1,980/東洋経済新報社
『PIXAR ピクサー 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』
ローレンス・レビー著
井口耕二訳
オーナーのスティーブ・ジョブズが5000万ドル近い私財を投じても業績は上がらず、『トイ・ストーリー』も公開前夜。そんな会社に、最高財務責任者として招かれたら一体どうする? 株式公開までの投資銀行相手の七転び八起きぶりなど、リアルな実話がスリリングで刺激的。¥2,035/文響社