2025.03.07
最終更新日:2025.03.07

「自転車」をはじめてみたら、10代の頃のワクワクと再会できた【40歳の「はじめてみた」】

「自転車」をはじめてみたら、10代の頃のワクワクと再会できた【40歳の「はじめてみた」】

なんでもできると同時に、やらない理由を探してしまう40代。だけど、新しいことに挑戦すると日常がより楽しくなる。そんな「アップデート」を経験した5人にフォーカス。

自転車をはじめてみたら10代の頃のワクワクと再会できた。

岡田潤さん(44歳/フォトグラファー)

岡田潤さん

移動手段とともに遊び道具を手に入れた

 きっかけは、子どもを介して出会った11年来のパパ友。会話の流れで岡田さんはあるとき、「自転車、見に行ってみる?」と誘われた。

「幡ヶ谷のブルーラグに連れて行ってもらったら、国内外のたくさんの種類のフレームやパーツが目の前に広がっていて。それを自分の好みで組み立てられると聞いて興味が湧いたんです。一台目は乗り方の幅をもたせたくて、街乗りをメインに、オフロードと行き来できる仕様のグラベルバイクをセレクト。手に入れて2年、都内の移動やロケハンは自転車で。クルマがメインの移動手段だったときに気づかなかった街の景色を見つけたり。行動力が増して、自転車での旅行にも行きました」

 日夜自転車を乗っていると、10代の頃に出会い、夢中になったスケートボードとバイクに感じた自由をあらためて味わえるという。

「街の形に合わせて車輪を走らせ遊ぶストリート感と、スピードを感じながらどこまでも行ける自由さが自転車にはある。自分の世界が広がるワクワクを体験できるから、今日もまた乗りたくなる。うれしいことに、息子も自転車に興味をもってくれているから、近いうち二人でツーリングに出かけてこの楽しさをシェアしたいですね」

夕暮れ

相模湖への1泊2日旅の帰宅途中に寄った多摩川にて。車では入れず、徒歩では行けない場所で撮影した、夕暮れ。

自転車

フレームは「サーリー」。安定感を求めてタイヤは太めに。「フレームカラーは、撮影などで使用するカラーチャートからサンプリングして注文しました」。

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