2023.12.21
最終更新日:2024.03.08

On Cyclonプログラム|100%完全リサイクルのランニングシューズ。【そのサブスクに課金する価値はあるか? Vol.8】

暮らしの中にすっかり浸透した感のあるサブスク。すでにさまざまなサービスが存在しているが、そのフィールドは今もどんどん拡大し続けている。そんな数あるサブスクの中から、気になるものをあれこれ試す本連載。今回取り上げるのは、スイス生まれのスポーツブランドOnによるランニングシューズのサブスク「Cyclon(サイクロン)」。

On Cyclonプログラム|100%完の画像_1

On Cyclon プログラム

On_スニーカーのサブスク_Cyclon プログラム_100%完全リサイクルのランニングシューズ_01
スイス生まれのスポーツブランドOnのサブスクが2022年10月より始動。メンズとウィメンズがあり、サイズはメンズ25~31.5㎝、ウィメンズ22~28㎝を用意。カラーは1色のみ。

Cloudneo ¥3,380(税込み)~
https://www.on-running.com/


On_スニーカーのサブスク_Cyclon プログラム_100%完全リサイクルのランニングシューズ_02
素材の大部分が植物由来。6カ月間履いたら専用の袋に入れて送り返す。古いシューズは粉砕され、100%リサイクルを経て、新しいCloudneoに生まれ変わる。

100%完全リサイクルのランニングシューズ。

 鏡に映った己の身体を見て、何か運動しないとな…と思う今日この頃。手っ取り早くできるものを考えたとき、真っ先に思い浮かぶのはランニングだが、実際に始めるとなると、普段履きのスニーカーというわけにもいかず、専用のシューズを揃える必要があったりして意外と面倒だったりする。しかも、せっかく揃えたのに早々にやめてしまう可能性だってなくはない。


 そこで、ランニングシューズのサブスク「Cyclon(サイクロン)」である。仕組みはとても簡単。月額3380円を払って申し込むと、専用に開発されたシューズ「Cloudneo(クラウドネオ)」が送られてきて、6カ月ごとに新しいシューズと交換されるのだ。ちなみに、Cloudneoの耐久設計は約600㎞。ランニングシューズは一般的に500~700㎞が買い替えの目安とされ、フルマラソン完走を目指す人は1カ月で100㎞走るのが目標と言われているので、6カ月間ガチ使いしてもまったく問題はない。


 そして、何よりCyclonがユニークなのは、使い終わって返却したシューズは新しいシューズの原材料として100%リサイクルされることだろう。寿命がきたら廃棄するのではなく、循環させる。このサステナブルな思想は素晴らしい。もちろん、パフォーマンスも抜かりはない。重さは255gと超軽量で、クッション性もバツグン。とても軽快に走ることができた。この調子でいつかフルマラソンに挑戦してみるか…。


澤田真幸
エディター&ライター。インタビューからグルメ、旅、車、美容、ファッションまで、守備範囲の広さが持ち味。



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