在宅勤務を続けるUOMOの編集者たち。愛用する私物を自宅から紹介!
東京都でもやっと緊急事態宣言が解除に。一連の「自宅でエディター私物」投稿も終わりが見えてきた…? 「7日間ブックカバーチャレンジ」をはじめとするバトンリレーの流行を受け、「自宅でエディター私物」セルフリレーで締めたい。
【写真1】まったくもって不急だが「ミスターQ」を推したい。食器用洗剤だ。マーケティングやセールスを無視した謎のネーミングに加え、パッケージも謎&簡素。いろいろQすぎ。吸盤によるシンク取り付け型だから場所取らず。除菌ジェルやうがい薬がシンク上のラインナップに加わるなか省スペースでありがたい。よく汚れも落ちる。
【写真2】汚れは落ちるが手の油分も落ちる。シャネルのハンドクリーム「ラ クレームマン」が手放せない。気になる乾燥は指先だけなので、繊細な保湿力の違いや使用感は気にしない。細かいこと抜きにフォルムが天才的だと思う。誰が考えたんだろう。卵型だなんて。
【写真3】卵つながりで「エッグスタンド」を。これは長野県松本市内の「ちぎりや工芸店」で購入。翌年に同店を訪ねたら全く同じ場所に同じものが陳列してあって笑った。玄関の鍵置きにしているが、卵は昔から好きなモチーフ。エルキュール・ポワロは卵型の禿頭(彼自身ゆで卵に目がない)。スピッツの「たまご」も好きだ。巨大卵を拾って森の中でカステラを作る…なんて今見ても夢が詰まってる。『ぐりとぐら』は。
【写真4】昨年発売された「ぐりとぐらの日本郵便切手」は10枚パックを10シート買った。いろんな人に贈ったりして手元にはもう3シートしか残ってない。外出自粛期間中手紙や葉書もよく書いている。アナログな温かみにこそ赤と青のオーバーオールは馴染む。
【写真5】オーバーオール好きでお馴染み(局所的に)の自分だが、ルーツは幼少期に出会ったこの一冊。吊りズボン姿の犬のベンジャミンが最高にかわいいが、話も最高。プレゼントの包装を開ける瞬間の「ワクワク」に魅せられたベンジャミン。1年後の誕生日まで待てなくて身近なものを自分でラッピングし始めて…というお話。わかる。外出自粛中もネットのポチ買いが増えたが、結局開封時が一番楽しい。当時この絵本の影響で手当たり次第にいろんなものを包装しては翌朝開けて楽しんでいた。このひとり遊びを楽しむキモは、何をラッピングしたか意識的に忘れられるかどうか。
【写真6】あまりに置き忘れが続くため近年ビニール傘で間に合わせていたが、これなら持ちたいと再び思わせてくれたのが「KOUMORI UMBRELLA」(だがこれも早速一度タクシーに置き忘れた)。日本の傘作家が手作業で作り傘ブランド。ハンドルからシャフトまで木製で渋い。細身で仰々しくないのも好み。ブランド名の由来はもちろん「コウモリ傘」。
【写真7】 で、「コモリ」で最後だ。毎シーズン何かしら購入しているセットアップだけどこの夏は展示会でカットソーとショーパンのセットアップをオーダー。これが抜群に調子いい。100%シルク素材なのにあえてラフにネップ調に仕上げてるから気楽に着られる。さらっとした着心地で涼しい。
こうしてみると、やはり買い物は不急のものほど楽しいなあと思う。
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