在宅勤務を続けるUOMOの編集者たち。愛用する私物を自宅から紹介!
「マイ・アーカイブ」というと大げさですが、なんとなく捨てられずに、ずっと保管し続けている長いつきあいのアイテムが誰しもあると思います。日頃は、クローゼットの奥で眠っていますが、いざ整理の際にお別れを告げようとすると、やはり踏みとどまってしまう。自分の場合は、このHEAD PORTERのブリーフケースです。
これ、確か大学生時代に当時“裏原”にあった路面店で買ったので、もう20 年くらい前のアイテム!? マットなオールブラックの「BLACK BEAUTY」というシリーズで、ポーターのブリーフケースだけど、このツヤ消しブラックの質感に惚れてしまい購入。ロゴまでもブラックという点も、主張が控えめで気に入っていました。慣れないスーツを着て、就職活動をしていた時も相棒はこのブリーフケース。シンプルなスーツスタイルの中にもちょっとだけ、“ハズシ”の要素を加えられる気がして、密かにオシャレを楽しんでいる気分でした。
そして、このビッグサイズのトラベルケース(写真2枚目)も同じく20歳の頃、同じお店で買ったもの。そのままブリーフケースを大きくしたようなデザインで、卒業旅行の時などによく使っていました。見てわかるように、キャスターが底についていないので、パンパンに物を詰めても手持ちするしかない…その重さたるや、もう尋常じゃないです。でも、そこはやはり若さですね。立派なスーツケースなんて持っていなかった当時の自分は、この巨大なバッグひとつで、ヨーローッパやアメリカに旅行に行ってました。今考えると、すごい。そんなHEAD PORTERも2019年でそのブランド展開を終了。時の流れを感じます…
普段、スーツを着る機会も少ないし、旅行や出張も便利なスーツケースで行くことが多くなったので、なかなかこれらの活躍の場は減ってしまいましたが、それでも思い出のたくさん詰まったバッグであることは間違いありません。そう思うと、やっぱりなかなか手放せないんですよね。
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