在宅勤務を続けるUOMOの編集者たち。愛用する私物を自宅から紹介!
「スポーツや試合ではない ルールのない喧嘩で戦ったとき 最強の格闘技とは何か?」とは、マンガ『喧嘩稼業』(木多康昭)で掲げられる命題=フリ(その後、毎回「今現在 最強の格闘技は 決まっていない」のお決まりのフレーズに続く)だが、こと最強の格闘着…もとい在宅ワーク着は何か?と聞かれたら、答えは明らかだ。
本格的な在宅勤務が始まって2週間。開始前こそ「終日パジャマ一択」と思っていたが、意外にも毎日ちゃんとした服装をしている。楽すぎる格好では仕事をする気になれない。スイッチが入らないのだ。髪だって誰も見てないのに毎日セットしている。ZOOMを用いたオンライン会議は基本バストアップなので究極ノーパンでも問題はない。が、そんなことはしない(違った意味で緊張感と刺激は得られるかもしれないが)。 勿体ぶったが、自分の結論は…「セットアップ」。スーツ的なそれじゃない。シャツやフリース素材など気軽なもの。発売されたばかりの6・7月合併号大特集「文化系スポーツウェアのルールブック」に掲載中のカッコなんてドンピシャ理想的(写真2枚目)。ゆるいスウェットのセットアップに、ラフなジャケット。上下揃いだから楽だし仕事感(気分的に)もある。急な外出の際や荷物の受け取り時でも余裕で対応可能だ。特集ではロサンゼルスアパレルのライトグレーのスウェットのセットアップをピックアップ。「ダメージドーン セカンド」(@damagedone2nd)ではオンラインショッピングを行っており、早速黒をポチった(写真はネイビーっぽいけど)。Made in USAらしいタフな作りながら、キャンバーほど肉厚でなく、着ていて楽だし動きやすい。XLサイズなのに太すぎないパンツのシルエットも部屋着っぽさを薄めてくれる。フードの紐を排した作りで首もとだってすっきり。オンライン会議にはマイク付きイヤホンが便利だが、紐がないので装着時にコードが引っかからず邪魔にならない。地味に嬉しい(写真3枚目)。
ところで「文化系スポーツウェア」とは? この時期、動きやすくて便利なスポーツウェアだが、思わぬ「ガチアスリート化」を招くとイタい。本気のスポーツ目的ではなく、適度に力をぬいて、あくまでファッションとして知的に楽しめる――それが、UOMOが考える文化系スポーツウェア。最強のスポーツ着とは何か? それは「スポーツしない(文化系)」スポーツ着だったのだ。 ……と、当初の企画意図はそんな感じだった。今も変わりないが、もはや思いきりスポーツしたくてもできない状況。だから文化系の皆さんはもちろん体育会系の皆さんにも、在宅で気分だけでもUOMO流スポーツスタイルを楽しんでいただけたら。スウェットのセットアップの他にも、コンサバに見えないポロシャツ、ロンT感覚で着られるフットボールシャツ…etc. 快適で見た目よし、むしろ時流の在宅ワーク中に着てこそ効果を発揮する服選びや着こなしのヒントが満載です。今月号では「読者人気ナンバーワン!」と呼び声高い「あの男」の単独特集も実施(写真4枚目)。ジルサンダーのコーチジャケットにクリーンな白シャツ、そして白パン…文化系スポーツ男子を地でいっている。さすがです藤村さん。
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